鎌倉淳ブログ

旅と日常と、たまに美味しいもの

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貴族が書いた皇族礼賛本

「八十日間世界一周」と「深夜特急」

八十日間世界一周 ジュール・ヴェルヌ著 江口清訳 角川文庫 1872年、ロンドンの資産家フォッグ氏は、「80日間で世界一周できるか」という賭を友人としてしまい、自ら実行する、というストーリー。同年フランス紙に連載され、大評判となった作品で、日本でも明治初期に翻訳出版された名作です。 僕は最近になって初めて読みましたが、シンプルな登場人物設定に、予定調和ながらメリハリのあるストーリー、当時の世界観を...

僕の見た「大日本帝国」

僕の見た「大日本帝国」(西牟田靖著 情報センター出版局) 「教わらなかった歴史と出会う旅」という副題がついている、戦前の日本領を訪ね歩いた旅行記です。朝日、読売など、新聞の書評などで多数取り上げられ、2005年に出版された旅行記の中では、かなり話題になった一冊でした。 読みやすい素朴な文章は好感が持てるものの、内容的には得るべきものは少ないです。著者の日本の近代史に関する知識が浅薄なため、歴史の上...

おそめ 石井妙子著

エイビーロード休刊

「将軍様の鉄道」と「国分隼人」の謎

外国の鉄道について調べる、というのは簡単なことではありません。日本のように、路線や車両の情報が公開されていない国も多いからです。発展途上国となればなおさらで、鉄道が軍事的な意味を持つ場合などは、実態は闇の中、なんてこともあります。北朝鮮など、まさにその典型例でしょう。自由に旅行すらできない国ですから、鉄道を調べるどころではありません。そのなかで、この本は、まさに出色の出来、といえます。「将軍様の鉄...

旅行人の年2回刊化

僕は飽きっぽいからか、雑誌を購読し続けるという習慣がありません。自社の雑誌で会社がくれるものは読んでいますが、購入はしていません。そのなかで、唯一欠かさず購入しているのが「旅行人」です。表紙がカラー化したあたりからずっと購入しているので、もう10年以上になるかと思います。10年欠かさず買っている雑誌は旅行人だけです。その旅行人が、次号から年2回刊化になるとのことです。旅行人は、定期刊行化当初は年4...

シベリア鉄道9400キロ 宮脇俊三著 角川文庫

古書店に行ったときに、たまたま105円本で見つけたので買って置いた。この本が現在絶版なのか知らないが、宮脇氏は数年前に亡くなってしまったので、やがて絶版になるだろうと思い、手元に置いておくために購入。この本が出版されたのは1983年のことだ。僕が中学生の頃で、図書館で借りて読んだ記憶がある。この少し前に、NHK特集で「シベリア鉄道」という名作が放映され、この本を読み、僕はシベリア鉄道にとても乗りた...

小島剛一を読む

旅行人の休刊

「旅行人」があと3号で休刊する。半年に一度しか出ない雑誌なので、2012年上期号が最後である。休刊の理由は、蔵前編集長の体力的な問題とのこと。蔵前氏はまだ54歳であるが、編集からデザイン、DTPまで一人でこなすスタイルでは、年齢的に限界と言われれば、そりゃそうだろう、と思う。最新号(2010年下期号)に掲載された「お知らせ」には、以下のように書かれている。「視力が衰え、腰も悪くなり、記憶力もますます低...

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