鎌倉淳ブログ

旅と日常と、たまに美味しいもの

「北海道2010冬紀行」のカテゴリを含む記事

普通列車で東京から青森へ(2010冬北海道&東日本パス旅行記1)

「北海道&東日本パス」は、JR北海道と東日本、一部の第三セクターに7日間も乗ることができるきっぷである。その利用条件が2010年夏より緩和され、1枚1万円で7日間も普通列車乗り放題となった。さらに、追加料金を払えば「急行はまなす」の指定席や寝台車にも乗ることができるように改定された。「はまなす」は、最後の「夜行客車急行」である。将来、東北新幹線が新函館まで開業すれば廃止されるのは確実なので、一度は...

最後の定期客車急行「はまなす」(2010冬北海道&東日本パス旅行記2)

一番最初に乗った夜行急行は、たしか急行「ちくま」だったと思う。それ以外にも、僕はこれまで数多くの夜行急行に乗ったことがある。しかし、最近はまったく乗ってない。乗りたくても、夜行急行がほとんどなくなってしまったので乗れないからである。最後に乗ったのは急行「銀河」だったが、たぶん10年くらい前のことだ。しかし、それも2008年に廃止されてしまった。現存する定期運転の夜行急行列車は、大阪-新潟の「きたぐ...

客車急行「はまなす」の旅路(2010冬北海道&東日本パス旅行記3)

「はまます」の編成は、思ったより長い。基準は7両編成だが、僕が乗った日は寝台車が1両増結されていて、計8両編成だった。B寝台車3両、指定席3両、自由席2両である。冬の凍てついたホームに停まる姿はなかなか美しい。寝台車も、下段は7割方埋まっていたが、上段はガラガラだった。トータルの乗車率は6割程度といったところか。多いのか少ないのかわからないが、この時代に夜行列車の寝台車に乗る人が数十名いるだけでも...

日高本線(2010冬北海道&東日本パス旅行記4)

苫小牧- 様似 146.5km日高本線には高校時代に乗ったことがある。途中新冠のユースホステルに泊まり、襟裳岬を経て広尾に抜けた。広尾から当時はまだ運転していた広尾線に乗り、帯広まで行ったと思う。あまり印象のない路線で、もう一度乗りたい、と格別に思ったことはない。しかし、いまや貴重な北海道の長大ローカル線である。北海道新聞の記事によると2009年の日高本線の輸送密度はわずか346人/日・キロだそうで、いつ...

真冬の襟裳岬へ(2010冬北海道&東日本パス旅行記5)

様似から襟裳岬へは、JR北海道がバスを走らせている。様似から広尾まで抜ける鉄道路線計画があった名残であろう。1日4~5便だけだが、数少ない日高本線の列車との接続はよい。11時35分発のバスに乗る。乗客は数名で、様似市内でさらに数人の客を拾って市外に抜ける。国道336号線をひたすらえりもに向かう。太平洋沿いの美しい道である。えりもの市内で数人の客を降ろし、僕ともう一人の観光客だけが襟裳岬まで乗車した...

真冬の函館本線山線1936D(2010冬北海道&東日本パス旅行記6)

函館本線の山線(長万部-小樽間)は、好きな路線の一つである。単線非電化で、峠をいくつも越えて進み、風景は美しく、運が良ければ羊蹄山の偉容まで望めてしまう。「本線」の名称を名乗っているが、実際は激しいローカル線であり、そのギャップもよい。ということで、日高本線から札幌に戻り1泊した翌日、午前の列車で山線に向かった。まずは、小樽に行き、11時21分発の函館本線倶知安行き1936Dに乗る。車両は、キハ150...

外国人都市・倶知安2010(2010冬北海道&東日本パス旅行記7)

北海道の地方都市を訪れると、ほとんど例外なく、ゴーストタウンの商店街に出会い、その衰退ぶりに目を覆いたくなる。とくにひどかったのが釧路で、その様子は「釧路ゴーストタウン」に書いた。その北海道で、唯一といっていい経済が好調な町がある。倶知安だ。2006年には、地価上昇率日本一にもなった。北海道の山あいの、人口わずか1万5000人ほどの町が日本一の地価上昇率なのである。理由はよく知られているとおり、ニ...

ローカル線団体パッケージ旅行(2010冬北海道&東日本パス旅行記8)

倶知安から、再び函館本線山線に乗り、長万部へ抜ける。今度はキハ150の2両編成だった。驚いたことに、大混雑である。列車は小樽からの運転で、倶知安から乗った僕はようやく通路側の席を確保したが、立っている客も多い。倶知安-長万部間は運転本数も少ないから、青春18きっぷのシーズンは混むのかしらん? と思ってはみたが、どうも客層が妙である。中高年の夫婦が多い。が、通常こういう組み合わせはローカル列車に乗ら...

江差線(2010冬北海道&東日本パス旅行記9)

五稜郭 - 江差 79.9kmJR北海道から明らかにされた輸送密度資料で、もっとも衝撃的だったのが江差線だろう。2005年に報じられた同線の木古内-江差間の輸送密度はわずか64人(1日1キロあたり。以下同)、というのだ。近年はさらに悪化しており、北海道新聞(2010年9月10日)が報じたところによると、2009年度の輸送密度は、なんと49人であるという。鉄道どころか、バスでも経営が成り立つかどうかという水準である...

豪雪の開陽丸(2010冬北海道&東日本パス旅行記10)

江差で行きたいところがあるとすれば、復元された開陽丸である。港に係留されていて、12月いっぱいは冬期休業に入らないので、見物できる。駅から歩いてどのくらいかかるのかは、開陽丸のホームページを見ても載っていない。というか、地図はあってもアクセスの案内は書かれていない。つまり、鉄道で来る人など想定していないのだろう。江差町のホームページを見てもよくわからない。グーグルマップを見ると2キロ程度と思われた...

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