鎌倉淳ブログ

旅と日常と、たまに美味しいもの

「沖縄・南大東島」のカテゴリを含む記事

南大東島へ(2011沖縄・南大東島旅行記1)

NHK・BSの天気予報には、那覇、石垣島と並んで、南大東島が表示される。これがずいぶん前から気になっていた。那覇からも八重山列島(石垣島)からも独立した天気予報が報じられる南大東島とは、いったいどんな海の果てにあるのだろうか?と。もう一つ、南大東島は、鉄道好きには「シュガートレイン」でも知られている。サトウキビ輸送を目的として、島じゅうに軽便鉄道が張り巡らされていたのである。このシュガートレインは...

ゆいレール(2011沖縄・南大東島旅行記2)

那覇空港-首里 12.9km東京・羽田を16時発のJAL925便で那覇へ。到着は18時50分。3時間近くもかかるのだなあ、と改めて那覇の遠さを実感する。季節は2月中旬。東京は寒かったが、さすがに那覇は暖かい。ゆいレールで、ホテルのあるおもろまちに向かう。ゆいレール自体は数年前に全線乗ったので、今回は全部は乗らない。久しぶりに乗ってみたが、始発の那覇空港からでも空港利用客で満席になっていて、座れない。夜の...

琉球エアコミューターの謎(2011沖縄・南大東島旅行記3)

南大東島へは、飛行機と船の二つの足がある。飛行機は1日1~2便、船は大東海運という会社の貨物船がおおよそ5日に1回運航されている。この船が、なかなか時代がかっていて一度乗ってみたいのだが、時間の都合上、今回は飛行機である。飛行機は日本トランスオーシャンの子会社の琉球エアコミューターである。JALグループでありながらワンワールドに加盟しておらず、いくら乗ってもマイルが貯まらないという謎の会社である。...

南大東島のシュガートレイン(2011沖縄・南大東島旅行記4)

南大東島に、大規模な軽便鉄道網があったことは、鉄道ファンの間では有名である。(写真は「南大東村立ふるさと文化センター」より)1917年に初めて敷設され、1983年に全廃された。軌間は762ミリ。目的はサトウキビの輸送である。そのため、シュガートレイン(さとうきび列車)などと呼ばれる。貨物用の軽便鉄道が敷かれていた離島は他にもあり、南大東島だけが特別なのではない。しかし、南大東島のシュガートレインの...

シュガートレインの廃線跡をたどる(2011沖縄・南大東島旅行記5)

南大東島シュガートレインの線路は、もうほとんど残されていない。廃線後30年近くも経つのだから、仕方あるまい。ただし、現在でも、シュガートレインの廃線跡を島内の至る所でみることができる。まず、車両が保存されている「ふるさと文化センター」前の細い道路が、西線の廃線跡である。この廃線跡をたどっていくと、左手に機関庫跡があり、さらに歩くと現存する砂糖工場にたどり着く。砂糖工場の前が広い駐車場になっているが...

地底世界・星野洞へ(2011沖縄・南大東島旅行記6)

南大東島のもう一つのハイライトは、星野洞である。これは日本でも指折りの巨大な鍾乳洞として知られている。星野洞は、島の西北部にある。といっても、この島には標識があまりないし、目印もないので、車で行くと迷う。なんとかたどり着くと、受付には誰もいない。「見学したい人は電話をしてください」などと書いてある。電話機が置いてあるわけではないから、携帯電話を持ってないと、星野洞は見物できない仕組みである。電話を...

南大東島・洞窟探検記(2011沖縄・南大東島旅行記7)

いよいよ星野洞の内部に入る。が、その前に、なぜ南大東島に巨大な鍾乳洞があるのかを説明しておく。南大東島は珊瑚礁が隆起してできた島である。珊瑚礁の主成分は炭酸カルシウムであり、堆積すると石灰岩になる。そのため、南大東島の地面はほとんどが石灰岩でできている。石灰岩は雨に溶けやすい。なぜなら、炭酸カルシウムは酸に溶けやすく、雨には微量の二酸化炭素が含まれているからだ。そのため、雨水が石灰岩の地面に染み込...

インガンダルマとナワキリ(2011沖縄・南大東島旅行記8)

南大東島に来たら、食べずににはいられないものがある。インガンダルマである。インガンダルマとは、南大東島周辺に棲息する深海魚のムツ類を指す。その体内の油脂成分のほとんどが、人体で消化できない脂分(ワックスエステル)でできているため、食べると下痢や腹痛を起こす場合があるらしい。「3切れ以上食べると、お尻から脂がダラリと出てくる」「大量に食べると、お尻から脂がだだ漏れになり、オムツが必要」などという説ま...

大東寿司と大東そば(2011沖縄・南大東島旅行記9)

南大東島の「公式」名物はインガンダルマでもなければナワキリでもない。大東寿司と大東そばであろう。大東寿司は、みりん醤油の特性のタレにサワラやマグロを漬け込み、甘酢めしに乗せた握り寿司のことである。南大東島は八丈島からの移民によって拓かれた島であるため、八丈島の「島寿司」が「大東寿司」のルーツといわれている。島の寿司店で食べたのが、これ。切り身は分厚くて、寿司にしては歯ごたえがある。味は、うーん、普...

大東ようかんと大東島黒糖(2011沖縄・南大東島旅行記10)

南大東島のおみやげをあげるとすれば、羊羹(ようかん)と黒糖の二つになるだろう。まず、大東羊羹。羊羹は小豆を使ったお菓子で、ルーツは中国だ。それがなぜ南大東島の名物なのかというと、八丈島から入植してきた人たちに羊羹を家庭で作る習慣があったかららしい。それが販売されるようになって、名産になったという。おもな製造元は田仲商店、菊の井商店、お菓子のまつだ、の3つ。それぞれ製法も味も微妙に違うらしく、「これ...

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