鎌倉淳ブログ

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「大井川鉄道」のカテゴリを含む記事

日本の鉄道を全線完乗することについて(鉄道全線完乗はアプト式で1)

留萌線でJR全線完乗を達成したのが2012年2月。その時点で、私鉄の未乗区間も大井川鐵道ただ1つになっていた。心づもりでは、2012年のうちに大井川鐵道も乗ってしまい、日本の鉄道全線完乗を達成してしまうはずだった。けれど、なんとなく1日延ばしにしているうちに、2012年が終わってしまった。大井川鐵道は静岡県にあり、新幹線を使えば東京から日帰りで乗車できる。しかし、見所豊富な路線であり、日帰りで行くにはもったいない...

大井川鐵道の保存鉄道(鉄道全線完乗はアプト式で2)

大井川鐵道は、日本で最初の保存鉄道とされる。SLの動態保存をはじめたのが1970年。国鉄からSL列車が姿を消しつつある時代で、SLブームが起きていた頃だ。当時、保存鉄道という概念は日本にはほとんどなかったから画期的だった。当初の保存運転は末端に近い井川線で行われていたが、1976年には大井川本線でSLの定期列車を復活させた。国鉄からSL列車の営業運転が廃止された翌年のことである。以後、大井川鐵道はSL列車の運転を継続...

SL川根路1号千頭行き(鉄道全線完乗はアプト式で3)

大井川鐵道のSL列車は、平日は1日1往復のみの運行である。起点の新金谷駅を11時45分に出る。それに乗るには、品川を9時10分に出る「ひかり」に乗らなければならない。静岡に10時06分着。普通列車に乗り継いで金谷に10時53分に到着する。金谷は大井川鐵道の起点である。昔ながらの幹線駅の雰囲気を漂わす、威厳のあるホームが今も現役だ。大井川鐵道の金谷駅は、JRに隣接して設置されている。ホームは1面1線しかなく、しかも細い。...

井川線のトロッコ列車(鉄道全線完乗はアプト式で4)

大井川鐵道は、千頭で系統が分断されている。金谷~千頭間が「大井川本線」。千頭~井川間が「井川線」である。井川線はダム建設のために敷設された路線で、現在も鉄道施設を中部電力が保有している。ナローゲージではないが、車両は軽便鉄道なみに小さく、トロッコ列車といってもいい。いうなれば、黒部峡谷鉄道に近い。この井川線が、僕にとって最後の未乗路線である。井川線が最後になったのにはそれなりに理由がある。通年運行...

井川線はなぜアプト式で建設されたのか(鉄道全線完乗はアプト式で5)

14時26分アプトいちしろ着。ここから先がアプト式の区間である。この区間は、1990年に建設された。ダム建設で既存の路線が水没することになり、新線を建設。そこにアプト式が採用されたのである。アプト式は、どちらかといえば古い鉄道技術である。1990年にもなってこれを導入したと聞いたとき、不思議でならなかった。途中90‰(パーミル)の急勾配があるためアプト式を採用した、という説明がされているが、トンネルを掘って迂回...

井川駅。日本の鉄道を全線完乗(鉄道全線完乗はアプト式で6)

14時43分長島ダム駅発。ここから接阻湖を右手に見ながら新線区間を走る。長い鉄橋を渡る。湖は見事なエメラルドグリーンだ。対岸には廃止された旧線の路盤が見える。鉄橋を渡りきると奥大井湖上駅。湖に突き出た半島にある駅だ。接阻湖が終わると、山はどんどん深くなる。大きなカーブとトンネルを繰り返して抜けていくうちに、どの方角に向かっているのかもよくわからなくなってきた。尾盛駅を出ると、名所の一つ、関の沢鉄橋があ...

井川線最終列車(鉄道全線完乗はアプト式で7)

大井川鐵道は井川駅が終点だが、この先、井川湖を縦断する渡船があり、それに乗れば井川本村まで行くことができる。さらにその先、井川村から地元のバスも出ており、それに乗れば奥大井を極めることができる。せっかくここまできたのだから、そうして行けるところまで行っててみたい。だが、あいにく今回は日帰りの予定である。ここで引き返さないと、東京に今日中に戻れない。何しろ、次の折り返し列車が井川駅の最終列車なのであ...

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