鎌倉淳ブログ

旅と日常と、たまに美味しいもの

2011 02/01

プレミアム8 世界遺産 一万年の叙事詩「第6集 大航海」

あまりテレビの取材などがないガーナを取り上げているので、楽しみにしていた番組。ガーナには、ベナン湾沿いの要塞群などの有名な世界遺産があるが、オリジナルの映像はあまり見たことがなかったからだ。

ガーナの中世の要塞までわざわざ行って取材しているのは、さすがNHK、と思う。しかし内容は平凡で退屈な番組だった。明かされた歴史の新事実があったわけでもなく、これまで撮影されたことのない貴重な映像があったわけでもない。「目に入るもの」を撮影しただけのような仕上がりである。

唯一、興味深かったのは、番組途中で出てきたガーナの精霊についてであろう。西アフリカの旅行者なら一度は聞いたことがあるくらい有名なもので、たんなる古典宗教とはちょっと違う。日本人女性文化人類学者による「精霊たちのフロンティア―ガーナ南部の開拓移民社会における“超常現象”の民族誌」という力作もがあり、興味ある人は読んでみるとおもしろいと思う。簡単にいうと、人間の人格は一元的でないことをフィールドワークによって論じている。人格が多元的であると考えれば、精霊憑依はたしかに説得力を持つ。

テレビ番組でそこまで掘り下げる必要はないと思うが、ただの「不思議な力」扱いにされていたのは残念であった。

リポーターとして登場した華恵という女性エッセイストは初めて見たが、若すぎるからか、口にする言葉がナイーブすぎた。まだちょっとこういうネタの舞台回しには早すぎる気がしないでもないが、年齢のわりにはよくやっているとは思う。力不足なのは、プロデューサーか、現地コーディネーターだろう。



以下、番組紹介

プレミアム8<文化・芸術> 世界遺産 一万年の叙事詩「第6集 大航海」

世界遺産一万年の叙事詩・第6集「大航海~未知なる世界へ~」1400年から1700年の世界遺産に注目して旅する。アフリカ「ベナン湾沿いの要塞群」「石見銀山」など
1400年から1700年の世界遺産に注目して旅する。アフリカのガーナの「ベナン湾沿いの要塞(ようさい)群」。ポルトガルの貿易の拠点だった。黄金が産出され、各国から船が集まり、ここが大航海時代を生み出す原動力となった。日本の「石見銀山」は、ポルトガルから「世界最大の銀の産地として注目されていた」という知られざる物語を描く。
松岡正剛, 【リポーター】華恵
http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-tue/main

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