鎌倉淳ブログ

旅と日常と、たまに美味しいもの

2011 03/17

「原発疎開」する人のための基本情報

「疎開」のキーワードで来た方が増えたので、疎開の情報をいくつか。

【東京から西に疎開する必要があるか】
◎原発の問題
・現段階では、東京の放射線量は平常値に近い。放射線を心配する必要はない。
・核爆発が起きたら、放射線量は上がると思われる。そのときに逃げようと思っても、パニックで逃げられない可能性がある。そのために、今から疎開しておくのは一つの判断。
・しかし、核爆発が起きる可能性は、現段階では低い。
・福島での放射線のダダ漏れ状態は当分続くが、それだけなら東京での放射線量にはあまり影響しない。

◎生活環境の問題
・首都圏の電力供給は不安定で、さまざまなインフラも脆弱。こんな状況では、東京では快適に暮らせない。
・電力供給の問題は当分続き、解決のメドは立っていない。

◎水・食料の問題
・野菜な牛乳などの農産品・畜産物の放射能汚染は、現段階ではそれほど深刻ではないが、中期的にどうなるかは見通しが立たない。
・大人には問題のないレベルでも、子供に食べさせ続けるには不安が残る。
・水の汚染も現段階ではそれほど深刻ではないが、中期的には不安が残る。
・水道水だけは逃れようがない。体内摂取する水分をミネラルウォーターだけにするのは不可能。

◎心理的な問題
・原発、電力などの問題は、生活しているうえでストレスになる。

僕の考え方としては、原発問題では至急疎開する必要はないが、生活環境を考慮すれば、疎開できる人はさっさと疎開した方がいい、ということです。首都圏の人口が減れば、残った人の利益にもなります。

自分自身も京都に短期的に疎開していましたが、その経験からすると、やはり東京から離れると気分的に非常に楽になります。

大人でもそうなのですから、子供のストレスはやはり見逃せません。

また、飲食物に対する不安は大きいものがあるでしょう。関東に住む限り、関東近郊や東北の農産物を食べないわけにはいきません。

ですから、現実的には、子供がいて、西日本に実家があるなら、子供を転校させて半年を目安に疎開したほうがいいのではないか、と思います。

西日本ならば、関東・東北の農産品がそもそもあまり売られていませんし、飲み水の心配もしなくてよくなります。これは非常に気が楽なことです。

また、大人でも、仕事の都合がつくなら1週間程度でも疎開するのはよいことだと思います。

ただし、西日本に地縁のない人が、確たる疎開先もなく、あちこちさまようくらいなら、東京に残って家に目貼りしたほうがいいのではないでしょうか。

【疎開の現状】
・東京から西へ逃げている人は、マスコミで報じられていないだけで、かなりの数にのぼる。
・東京駅、品川駅は、女性、子供、外国人であふれている。
・新幹線は乗る直前では満席になっている。東京駅で待たないためには、乗車1時間くらい前に、最寄りのJR駅で指定券を確保していくこと。いまのところ、1~2時間先の指定券は取れることが多い。
・お金を節約するなら、青春18きっぷを利用する。この場合も、静岡までは新幹線がよい。在来線は運転取りやめの危険性がある。一方、静岡への「こだま」は空いている。
・疎開先は東京電力エリア外(静岡市以西)の広範囲に広がっている。地縁のあるところが基本。
・観光地はすいているので、短期滞在には適。
・でも、あまり観光しようなんて気にはならないから、「旅気分」はやめたほうがいい。
・関西では、食料や日常品の不足はおきていない。電池などは品切れがあるが、一時的と思われる。
・情報収集にノートPCは必須。テレビだけでは必要な情報は得られない。


現状を見る限り、原発事故は長期化するのは間違いありません。したがって、事故が収束しなくても、仕事などの都合で東京に戻らざるを得なくなる人が多いでしょう。ですから、状況を見てすぐに帰れる新幹線沿線に疎開するのがベターと思われます。

ただし、もし長期で疎開し続けるなら、少し話は違います。

・西日本に地縁のない人が長期的に疎開するならマンションを借りるべきだが、その場合は人口減少県がいい。和歌山や鳥取なら探しやすいし物価も安い。
・仕事を東京に残したままの疎開なら、静岡市が妥当。新幹線で東京までなんとか通える限界で、中部電力60ヘルツ域で、停電などの心配もない。原発の影響も小さい。


【持っていくべきもの】
・健康保険証
・クレジットカード、キャッシュカード
・ETCカード
・常備薬
・ノートPC
・携帯電話(できればスマートフォン)
・大きめのかばん(帰りに買い出しをして帰ってくるために)

それ以外のものは、現地でいくらでも手に入ります。
着替えなども手に入るので、最小限でよいでしょう。
アウトドア用品やサバイバルグッズは不要です。(野宿するなら別ですが)。


放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策
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