鎌倉淳ブログ

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2011 08/13

カリフォルニア・ゼファー号乗車記4:シェラネバダ山脈越え(2011年アメリカ大陸横断鉄道旅行記14)

エメリービルEmeryvilleからサクラメントSacramentoまでは平地で、入り組んだ入り江の水面が輝いたり、緩やかな川の流れと広い畑が続き、豊穣な大地が広がる。
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列車の速度も速い。正確にはわからないが、時速130キロ程度は出ているように思われた。

そしてサクラメントを出ると、シェラネバダ山脈Sierra Nevadaにさしかかる。ここは、カリフォルニアゼファー号の第一のハイライトである。
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岩肌を縫うようなカーブが続く。
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車窓には雪景色が広がる。
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列車のスピードは遅い。時速30キロくらいじゃないかと思う。がんばれ、GE製重連ディーゼルカー。

難関の山を登りつめると、トンネルがある。カリフォルニア州とネバダ州の州境で、この区間最長のトンネルである。

このトンネルは難工事で、工事を行ったのは数万人の中国人労働者だという。中国から高給につられてやってきた労働者たちだが、家畜同然の働かされかたをした。岩山の爆破に使われたのはニトログリセンリンで、当時は輸送技術も低かったので、よく爆発事故が起き、多くの中国人が命を失った。アメリカ横断鉄道を造ったのが中国人、というのは、あまり知られていない。

いよいよネバダ州である。
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15時50分頃、リノrenoに到着。到着前に「スモーキングストップsmoking stopの案内がある。アムトラックは全席禁煙なので、たまに喫煙用の長時間停車が設けられている。もちろん、喫煙だけのために長時間停まるのではなく、本来の目的は機関車への給油や、客車への給水である。

リノ駅。高原のリゾート地で、カジノでも知られる。
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駅もホームも最近改装されたようで、近代的で新しい。

意外なことに、ここで、かなりの乗客が下車した。シェラネバダ山脈越えの景色だけを見るために乗った、ということのようだった。

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