鎌倉淳ブログ

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2011 10/04

インドのビザ申請の必要書類が大幅変更 バックパッカーは入国不可能に?

2011年10月1日から、インドのビザ申請の必要書類が大幅に増えた。
具体的に書くと、以下の3つが新たに必要となった。

1.ホテル予約確認表(ホテル以外の滞在の場合は訪問先からのオリジナル招待状とその招待者のパスポートコピー)
2.往復航空券予約確認表
3.申請者が学生、主婦、無職の場合は銀行預金残高証明書

これが日本の大使館ホームページで発表されたのが9月30日。で、翌日実行されたようである。

突然の変更というだけでも困りものだが、新たな要件はかなり厳しい。というか、よくわからない。

ホテルの予約確認は全日程が必要なのか、初日だけでよいのか。残高証明書にいくらい以上あればいいのか。そして滞在日数はホテルや航空券の予約確認表の日数とリンクするのか。

オフィシャルのホームページをみても、上記のこと以上はわからない。しかし、もし上記3条件を厳密に適用するなら、バックパッカーの自由旅行なんてできなくなってしまう。

旅行会社の関係者にたずねてみたところ、どうも以下のようである。
1は、ホテルのオリジナルの予約確認表が必要。1泊でもよいようである
2は、Eチケットで可。日程とビザ有効日数はリンクしない
3は、20万円程度の残高が必要

ということらしい。なお、これはオフィシャルの回答ではないので、実際にビザ申請する際は自分で確認してほしい。旅行業界も混乱していて、どこまでが正しいのか(というか正解が存在するのか)よくわからないようだ。



一見、ほとんどロシア並みの発給規制である。しかし、よく見ればザルでもある。

1が1泊のみでいいのなら、その程度の予約は難しくはない。また、予約のみでよいのなら、適当にネットで現地払いの予約だけすればすむ。
2は持っている場合が多いだろう。
3は有職者であれば提出義務のない書類で、有職者であることの証明書類の提出は求められていない。つまり仕事があるといえば済む話である。旅行を予定しているならアルバイトくらいはしているだろうから、アルバイト先でも書いておけばいい。どうせ確認まではされないだろう。

このあたりのいい加減さは、インドということなのだろうか。

問題があるとすれば、陸路による出入国だが、インドは陸路出入国地点が限られているので、陸路旅行者は多くはないだろう。そして陸路旅行者なら、なんとなく現地でなんとかなりそうな気もする。いちおうアライバルビザの制度も残っているはずだ。


さて、聞くところによると、この変更は、表面上はテロ対策とされているが、実際は日本の入管政策に対する報復処置のようだという。インド人が日本の観光ビザを取るのは非常に面倒で、それこそ日程表とホテルの予約確認が必要だそうである。詳細は知らないが、その改善をインド政府が求めてきたが日本政府が応じなかったのもしれない。

真相はよくわからないが、いずれにせよ、厳密に適用すればバックパッカーの入国拒否とすらいえるような規制は、やりすぎ感がある。

もちろん、インド政府はバックパッカーを大歓迎しているわけではないだろうから、インドとしては困ることはないのかもしれない。しかし、旅行者が減少することは、日印両国にとってプラスにはならない。
そして、個人的な思いを述べれば、インドのバックパック旅行はとても魅力的で、個人旅行者なら一度は体験してほしい旅だ。この規制が厳密に適用されればそれはできなくなってしまう。もしそんなことになれば、これほど残念なことはない。

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