• マレー鉄道のシンガポール駅、保存へ
    マレー鉄道のシンガポール国内区間が、今年6月いっぱいで廃止されます。「マレー鉄道・西海岸線」で書きましたが、この路線の終点のシンガポール駅(タンジョン・パガー駅)は、植民地時代の面影を残す雰囲気のある駅舎です。これが取り壊されてしまうのかと心配しておりましたが、マレーシアからの報道によると、駅舎はシンガポールの保存建築物に指定されて、保存が決定したそうです。ただ、保存されるのは建物だけですから、内... 続きを読む
  • タイ国鉄・スンガイコーロック支線(2010年マレー半島鉄道旅行記10)
    スンガイコーロック-ハジャイ(230.46km)-バンコク(1159.04km)バンコクのタイ国鉄南本線は、途中駅ハジャイで東西に別れる。南本線はそのまま西海岸方面に進み、マレー鉄道のバタワースまで乗り入れている。いっぽうハジャイから東海岸方面に別れるのがスンガイコーロック支線である。タイ領土は東海岸のほうが南に広いので、スンガイコーロックはタイ最南端の駅となる。ここからバンコクへは、2本の直通列車が走っている。一本... 続きを読む
  • コタバル・スンガイコーロック国境(2010年マレー半島鉄道旅行記9)
    コタバルはマレー半島上陸作戦が実施された場所である。その意味で日本人にとっては歴史的な土地であり、この地からシンガポールを目指すという旅も、戦史好きにはおもしろいかもしれない。しかし僕は逆コースでシンガポールからコタバルの地に一日で着いた。とはいっても、コタバル市内に着いたのは夜遅かったし、次の早朝にはすぐに出発したので、何も見ていない。街並みからは少し殺伐とした印象を受けたが、もちろんそれは通過... 続きを読む
  • マレー鉄道・東海岸線 その2(2010年マレー半島鉄道旅行記8)
    グマス-トゥンパ 527.7km東海岸線は、海岸に沿うような名称だが、実際に海岸沿いを走る区間はない。マレー半島南部から内陸部を縦走して東海岸に抜ける路線配置である。したがって、「海岸線」よりは俗称の「ジャングル鉄道」ほうがふさわしい。ガマスの分岐を出てから、山岳地帯に入ったり盆地を走ったりするが、車窓から見えるのはひたすら樹木ばかりである。樹木にも2種類あり、ゴム園やバナナ園のような農場もあるが、熱帯... 続きを読む
  • マレー鉄道・東海岸線 その1(2010年マレー半島鉄道旅行記7)
    グマス-トゥンパ 527.7kmマレー半島の中央部を縦断してタイ国境近くの東海岸に至る路線が東海岸線である。西海岸線の途中駅グマスから分岐し、おおよそ北東に向かっている。名称は東海岸線だが、ほとんどはマレー山岳地帯の密林を走り、海岸沿いを走る区間はない。そのため、別名は「ジャングル鉄道」と呼ばれている。地図を見ると、東海岸線は西海岸線と並んでマレー鉄道の二大幹線の一つを形成している。が、実際の運転本数は... 続きを読む
  • マレー鉄道・西海岸線 その2(2010年マレー半島鉄道旅行記6)
    バタワース-シンガポール 783.50kmマラッカ見物を終え、タンピン駅に戻ってシンガポールに向かう。タンピンからシンガポール方面の列車は1日3本しかなく、そのうちの1本は深夜に発着する夜行列車で、日中は2本だけである。午前中が11時16分発で、午後が16時16分発だ。マラッカを半日観光した後では、16時16分発まで待たねばならない。これは、昨日乗ったエクスプレス・ラキヤットである。15時頃までマラッカ市... 続きを読む
  • マラッカ世界遺産(2010年マレー半島鉄道旅行記5)
    「エキスプレス・ラキヤット」を降りてマラッカに向かう。マラッカは、14世紀から15世紀に栄えたマラッカ王国の都である。16世紀にポルトガルに占領され、その後支配者はオランダ、イギリスと変わるが、ずっとマレー半島南部の中心貿易港として栄えてきた。このあたりは、マレーシアの歴史に詳しい。マレー半島で最も栄えた歴史的都市であり、中心部の街並みは世界遺産にも指定されている。せっかくここまで来たのならば、足... 続きを読む
  • マレー鉄道・西海岸線 その1(2010年マレー紀行4)
    バタワース-シンガポール 783.50kmマレー鉄道西海岸線は、北部の都市バタワースから首都クアラルンプール、南部最大の都市ジョホールバルを経由して、シンガポールに至る路線である。マレーシアの大都市を連結している、同国の最重要幹線といえる。とはいうものの、運転本数は多くはない。もっとも運転頻度の高いイポー・クアランルプール間で1日9往復。バタワース・ブキッ・ムルタジャム間に至っては1日3往復しかない。クア... 続きを読む
  • バタワースとペナン(2010年マレー半島鉄道旅行記3)
    タイ・マレーシア国際特急の終点がバタワースである。バタワースは人口10万人くらいの中都市だが、沖合にあるペナン島は人口70万人の大都市である。バタワース駅からペナンまでフェリーが頻発していて、鉄道連絡船の役割も担っている。実際、バタワースで降りた国際特急の乗客のほとんどは、フェリー桟橋へと歩いていった。フェリーでの船旅は20分ほどだが、海峡の景色は美しい。ペナンは、旧英領植民都市である。香港、シン... 続きを読む
  • マレー鉄道クダ線(2010年マレー半島鉄道旅行記2)
    ブキッ・ムルタジャム-パダン・ブサール 157.80kmバンコク発バタワース行き国際列車は、パダン・プサールからマレー鉄道に乗り入れる。そこからブキッ・ムルタジャムという発音しにくい駅までがクダ線である。パダン・プサールでは、機関車が付け替えられ、タイ国鉄の黄色いものからマレー鉄道のグレーの車体に変わる。どちらもおんぼろだが、マレーシアのほうが鉄道に関しては後進国の雰囲気がある。列車本数も、タイ国鉄よりマ... 続きを読む

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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