• 「長崎」は世界遺産になれるか?(長崎世界遺産候補地旅行記19)
    さて、これで、長崎の世界遺産候補地巡りは終わりである。では、これらは、世界遺産にふさわしいものなのだろうか?まず、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」についてだが、26の関連遺産候補(うち教会建築17)のうち、9つを訪れることができた。今回は訪問しなかったが、大浦天主堂は過去に見たことがあるので、あわせれば教会建築だけで10を訪問したことになる。ヨーロッパから見れば世界の辺境としかいえない長崎やそ... 続きを読む
  • 平戸城(長崎世界遺産候補地旅行記18)
    平戸市内を少し歩く。商店街は昭和の面影が残るが、景観的にはバラバラ。観光客はそこそこいるので、景観条例を作って歴史的な街並みを再現できれば、いい商店街にはなりそうだ。最後は平戸城に登る。平戸6万石の松浦氏の居城であった。廃藩置県で城施設のほとんどは解体されたので、残されているのはこの北虎口門と狸櫓だけである。天守閣は1962年の再建。その他、櫓や門もこの時期に復元されている。復元施設はすべて鉄筋コ... 続きを読む
  • 平戸の教会巡り(長崎世界遺産候補地旅行記17)
    佐世保に一泊して、翌朝レンタカーで平戸へ向かう。平戸は長崎で最初にキリスト教が伝わった土地である。布教したのはかのフランシスコ・ザビエルであり、その意味で日本のキリスト教の原点ともいえる土地の一つといえる。明治維新後の教会の建設も早く、そのため現在の平戸周辺には3つの世界遺産候補の教会堂がある。最初は田平天主堂。1917年に竣工した煉瓦造の教会堂で、設計はこれも鉄川与助である。煉瓦造の教会堂として... 続きを読む
  • 有川-佐世保航路「フェリーなるしお」(長崎世界遺産候補地旅行記16)
    上五島と佐世保を結ぶ船は有川港に発着する。そのため、上五島の玄関口は有川港になっている。島の中心地は西岸の青方地区だが、こちらには福岡行きの船しか発着しない。今回はトヨタレンタカーを奈良尾港で借りたが、それを有川港の営業所で返却する。それほど大きくもない中通島で、トヨタレンタカーだけは2つの営業所があり乗り捨てができて便利である。手続きも迅速で、どちらもとても気持ちよく貸し借りができた。有川のフェ... 続きを読む
  • 上五島の教会群その2(長崎世界遺産候補地旅行記15)
    浦桑地区のホテルに投宿し、翌日は朝から教会巡り。日曜日なので、午前中はミサが行われているところが多い。それを避けるため、世界遺産候補の教会ははミサが終わった頃に行くようにスケジュールを組む。最初は大曽教会。1916年竣工で、これも鉄川与作の設計である。煉瓦造の重層屋根構成で、屋根は桟瓦葺き。正面の鐘塔の上部にある八角ドーム屋根が重々しい。古い煉瓦造りは堂崎教会を思わせる造りだが、堂崎教会にはこうし... 続きを読む
  • 上五島の教会群 その1(長崎世界遺産候補地旅行記14)
    上五島には4つの世界遺産候補の教会がある。そのうちの3つが中通島にあり、残りの一つが野崎島にある。中通島の3つはクルマで訪れることができるが、野崎島にある野首教会だけはそうはいかない。野崎島は現在は無人島になっていて、訪れるには、まず近くの小値賀島へ渡り、そこから小型船で日帰り往復する以外に方法がない。当初の予定では、今日のうちに3つの中通島の教会群を見てしまい、夕方の船で小値賀島まで行き、明日野... 続きを読む
  • 福江-奈良尾航路「フェリー長崎」(長崎世界遺産候補地旅行記13)
    五島列島は大きく二つに分けられる。「上五島」と「下五島」だ。中核都市である福江が「上五島」かと思ってしまうが、そうではない。福江があるのは「下五島」で、「上五島」はその北東にある中通島を中心としたエリアを指す。なぜ中心都市がある福江が「上」でないのかと思うが、おそらく福江のほうが本土から距離的に遠いためだろう。福江島から長崎半島までは直線距離で80キロほどだが、上五島の野崎島から平戸島まではわずか... 続きを読む
  • 石田城(長崎世界遺産候補地旅行記12)
    江戸時代、五島列島を治めていたのは外様大名の五島氏1万5000石である。その居城が石田城だ。福江城ともいう。江戸幕府滅亡5年前の1863年の完成で、「日本最後の城」とも呼ばれる。幕末に建設された城は珍しく、同時期の城としては松前城があるくらいだ。幕末の築城が日本の西端と北端という辺境で行われたことは興味深い。その石田城を、福江島1周を終えた翌朝に訪問してみる。石田城は幕末に作られたばかりの城だが、... 続きを読む
  • 福江島1周(長崎世界遺産候補地旅行記11)
    教会巡りといいながら、教会だけを見ていたのではない。ここでは、ぐるりと回った福江島1周の様子をご紹介。まずは福江市内で腹ごしらえをしてからスタート。福江市街地をのぞくと、島内に食事できるところはほとんどないので、注意する。福江市街地は、アーケードもある商店街があり、食事処もいくつかある。つづいて堂崎教会を経て、教会見物をしつつ三井楽地区の先端柏崎へ。近くにある柏港は、遣唐使船最後の寄港地だった。か... 続きを読む
  • 福江島の教会群(長崎世界遺産候補地旅行記10)
    福江島には、13の教会がある。そのすべてを見ることは時間的に難しいが、歴史ある建造物を中心に見て回る。福江市内でレンタカーを借りて、まずは堂崎教会に向かう。福江島で唯一、世界遺産の候補となっている教会である。この地に司教が常駐したのが1877年で、これは五島列島では一番早い。その後、明治期における五島列島のキリスト教の中心となった。現在の教会堂の竣工は1907年。これも五島列島で最古である。煉瓦造... 続きを読む

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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