• エアドゥの機内サービス(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅17)
    旭川空港からの帰京便は、ANA4760便、19時45分発である。コードシェア便で、実際はエアドゥの運行である。最近のエアドゥは、すこぶる評判がいい。JALやANAがサービスを縮小するなか、昔ながらのレガシーキャリアのサービスをいまも維持しているからだ。といっても、目に見えるのはドリンクサービスで、ドリップのコーヒーを出してくれるとか、そのくらいだけれど、スキー用品を無料受託手荷物にしてくれるといった、知っている人... 続きを読む
  • 旭川空港(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅16)
    旭川空港は、新千歳空港、函館空港に次ぐ、道内第三位の利用客がある空港である。といっても、1日に12便が発着するだけなので、新千歳に比べれば規模は比べるべくもないけれど、旭川の都市規模を考えればがんばっている方だと思う。今回は、その旭川空港から帰京する。旭川市の中心部から15キロほどだが、雪道なので40分くらいかかる。バスなどのアクセスは悪くもないが、良くもない。ターミナルはこじんまりしている。雪の中に凛... 続きを読む
  • 冬の旭山動物園の回り方攻略法(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅15)
    旭川で一泊した後、この日の予定は夕方の飛行機で帰京するだけである。時間もあるし、周遊きっぷもあるので、稚内あたりまで特急で往復してくるか……、なんてことを考えないでもなかったけれど、さすがにアホらしいのでやめる。素直に、観光しよう。旭川といえば旭山動物園である。マツダレンタカーでクルマを借りる。24時間で4410円である。冬の北海道のレンタカーの相場は低いけれど、こんなに安くて良いのかと思う。ありがとう、... 続きを読む
  • 旭川駅とジンギスカン(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅14)
    JRの全線完乗が目的だったので、それが終われば今回の旅は事実上おしまいである。留萌から列車で深川へ戻り、旭川で泊まる。旭川駅は、2011年11月に新駅舎がオープンしたばかりである。訪れるのは今回が初めてで、着いてみると、新幹線が通るのではないか、と思うほどの立派な駅であった。デザインも洗練されていて、コンコースを照らす柔らかな光は落ち着いている。どことなく札幌駅前通地下歩行空間と似ているな、と思い後で調... 続きを読む
  • JR全線完乗(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅13)
    JR全線を完乗した。とはいうものの、あんまり感慨はない。いつものように列車に乗って、いつものように終着駅に着き、寂れた駅前広場を見ただけであった。そんなことよりも、腰を抜かすのは増毛の町の雪の積もり方である。通りを歩いてみると、除雪しても捨てるところがなくて困っているんじゃないか、と思うほど雪だらけである。冬の北海道には毎年のように来ているし、今さら積雪には驚かないけれど、増毛の雪の積もり方は、人を... 続きを読む
  • 留萌本線(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅12)
    留萌本線は、留萌-増毛間66.8キロの行き止まりの路線である。過疎路線で、1981年に告示された「特定地方交通線」では、輸送密度が4000人/日未満の鉄道として廃止候補にされたほどである。しかし、「平均乗車キロが30kmを超え、輸送密度が1,000人/日以上」という例外規定にあてはまり、あやうく廃止を免れた。以後、輸送人員は下落の一途をたどりながらも、なんとか存続し続けている。僕は、この留萌本線の一部区間に、1985年頃に... 続きを読む
  • 最終完乗区間をどこにするかについて(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅11)
    鉄道の全線乗りつぶしをしていて、最後まで残るのはどんな路線だろうか。ごく普通に考えれば、不便なローカル線だろうと思ってしまう。実際、僕もそう思っていた。しかし、現実に乗りつぶしという作業を進めていくと、それが間違いであることがわかる。遠隔地にある地方ローカル線は、意外と早く片づいていく。理由は明白で、ローカル線に乗るのは大変だけれど、乗るのは楽しいし、楽しい作業は早く進むからだ。いっぽう、東京や大... 続きを読む
  • 札幌駅前通地下歩行空間(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅10)
    札幌駅から、札幌市中心部の大通公園までは、わずか500メートルほどである。札幌駅前にも大通にも地下街があるのだけれど、この間は地下道でつながっていなかった。たいした距離でないのだから、つなげば便利になるのに、と思っていたのは僕だけではないだろう。そうした計画は古くからあったようだけれど、具体化したのは最近で、2011年に完成した。完成した地下道の名称は「札幌駅前通地下歩行空間」という。そうか、ようやくあ... 続きを読む
  • やっぱり「カシオペア」も廃止なのか(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅9)
    最後に、「カシオペア」に乗ってみた感想を少しだけ書いてみる。1970年頃、寝台特急「あさかぜ」に24系客車が登場して、ブルートレインブームが起きた。そのころ、「未来のブルートレイン」などとして描かれた夢が、シャワーや娯楽室などのついた、「走るホテル」のような列車である。その夢を体現しようとした列車が、「カシオペア」ではないだろうか。寝台は全部個室。部屋にはテレビもテーブルもトイレもある。シャワーは多くの... 続きを読む
  • なかなか着かない北海道(2012年JR全線完乗「カシオペア」の旅8)
    北海道に入ると、「カシオペア」の停車駅は増える。下り「カシオペア」には17の途中停車駅があるが、そのうちの10は北海道である。北海道観光の利便性を考えたダイヤなのだろう。ただ、よく観察していると、途中駅の乗降は少ない。森、八雲、長万部ではゼロ、洞爺で一組が降りたくらいで、伊達紋別もゼロであった。ほとんどの乗客が札幌まで乗り通す。「カシオペア」が「乗ることを楽しむ列車」である以上、これは当然なのかもしれ... 続きを読む

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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