サナアに着きました。
ここは、「世界最古の街」として知られています。
とはいえ、空港からの道すがらは、ごく普通の途上国の風景で、
崩れかけたビルに、がたがた道、そして渋滞、気持ち悪くなるくらいの排気ガスがあふれています。
聞いていたとおり、道行く人の多くは、アラブの民族衣装で、腰に刀を身につけています。
ライフルを持った人もあちこちにいます。
ベルトをよく見るとライフルの玉を並べたものだったりもします。
けれど、街は平和で、凶悪事件もほとんど起きない、という不思議な国です。
アラブの国ですが、エジプトやモロッコと違って、人はおだやかです。
刀を見せてもらうと、ステンレスのおもちゃみたいなもので、これじゃ鶏肉も切れないんじゃないかと思いました。だったら身に着けなきゃいいのに。不思議だ。
最古の街を歩いていると、たしかに雰囲気がすごいです。
クルマとか、その他の現代的なものを除けば、
古い町に民族衣装のおっさんたちが刀を佩いて歩いているのですから、
確かに街そのものが世界遺産です。
でも、少しずつ、雰囲気は失われつつあるようなので、いかれる方はお早めに。
ネットカフェで日本語が打てます。
アラブ最貧国といいますが、やはりここも、一国の首都。
世の中の流れには乗っているのですね。
ではまた。