リゾナーレ八ヶ岳の感想をまとめてみると【リゾナーレ子連れ旅行記7】

リゾナーレ八ヶ岳に泊まった感想をまとめてみましょう。

まず、建物。バブル期に建設されたリゾート施設で、イタリア人建築家、マリオ・ベリーニの設計です。山梨県にあるのにヨーロッパ的で、「旅行をしている感」が手軽に味わえるという意味で素敵です。

リゾナーレ八ヶ岳

ただ、もともと会員制リゾートを前提とした建物をファミリー向けに活用しているので、使い勝手が悪い点もあります。

エレベーターの数が少なく、ベビーカーで移動するときにやや不便ですし、階段の手すりは幼児なら転落しかねない隙間があり、ちょっとキケンです。幼児向けの手すりもありませんし、「全面的に乳幼児でも安全な施設!」というわけではありません。

リゾナーレ八ヶ岳

客室内も、バブル期の雰囲気そのままで、バスタブとシャワー室が離れているなど、「なぜこんな作りなの?」と思わなくもありません。

客室内の清掃は普通にしてありますが、行き届いている、というほどでもありません。ユニットバスのシャワーカーテンから、生臭い臭いがしたのも、幼児連れには気になりました。


優れているのは、ソフト面です。乳幼児連れが旅行中に必要なものを最低限備えた客室設備は、やっぱり便利。

電子レンジがないのは残念ですが、調乳ポットや子ども用ボディーソープ、ベビーガード、おむつゴミ箱といったグッズがあるだけで、旅行がとてもラクになります。

リゾナーレ八ヶ岳

リゾナーレで最も特徴的なのは、客層でしょう。乳幼児連れのファミリーが主客層なので、ベビーカーで散歩しても、レストランに行っても、気兼ねなくくつろげる、という点が、子連れには身にしみてありがたいことでした。

反面、シニアの旅行や、大人だけの滞在先には向きませんし、子連れでも小学生以上なら、ここにこだわる必要もないでしょう。

宿泊費が高く、割引プランなども少ないのが残念ですし、コスパがいいともいえません。ただ、少子化社会で、「子連れは迷惑」なんて論調まで幅をきかせていくなか、こうした施設の存在は貴重ですし、これからもっと増えて欲しいものです。

もうちょっとだけつづきます。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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