
夏はお出かけの季節ですが、これだけ暑いと外を出歩くのは大変です。出かけるなら空調完備の場所がいい。ということで、行ってみたのがすみだ水族館。東京スカイツリータウンにある水族館です。
朝早めに家を出て、オープン間もない9時すぎに入館。この時間は、まだ入場行列はありませんでした。退館した10時半頃には結構な行列ができていましたので、早起きは大事です。
入場すると最初にあるのが、自然水景。よくデザインされた絵のような水槽です。目を奪われる美しさです。

続いてクラゲ。こちらも幻想的です。水族館で見るクラゲは、なぜこんなにきれいなのでしょうか。

さて、すみだ水族館に、目玉は2つあります。1つは「東京大水槽」。水深6メートルの大型水槽で、小笠原諸島の海を再現しているとのこと。この海水はどこから調達しているのかなあ、と思ったら、ほとんど人工海水だそうです。

人気者は「シロワニ」。鮫の一種ですね。子どもたちが、シロワニの動きに釣られて水槽に沿って動いていくのがかわいかったです。

もう一つの目玉が、マゼランペンギン。水族館中央部の水槽で泳いでいます。この景色はなかなか幻想的です。

でも、このマゼランペンギン、死ぬまで太陽を拝めないのだろうか?と思うと、ちょっとかわいそうになりました。

「江戸リウム」という金魚の展示ゾーンもあります。ライティングが素晴らしく、金魚がとても美しく見えます。連れて行った2歳児も、金魚が一番のお気に入りだったようです。


全体的に静かで、臭いもなく、人工的かつ幻想的な水族館です。たくさんの海の生物がいるのに、無機質な雰囲気。その点では不思議な水族館です。

生き物の種類は少ない印象です。博物館としても、ひとつひとつの魚の個体をみせるのが目的ではなく、デザインされた「水族館世界」こそが存在価値、と主張している印象を受けました。
入場料の2,100円はちょっと高いとは思いますが、場所柄や管理のコストを考えれば仕方ないのでしょう。
夏に癒やしを求めて行くにはいい場所です。座るところも多く、空調も快適です。