スキーは楽しいですが、降雪時に滑るのは大変なので、できれば晴れて欲しいです。子連れならなおさらです。子どもは吹雪いている中で雪遊びをさせられないので、スキー場はできるだけ晴れるのが好ましいです。
そういう意味で、蓼科・白樺湖エリアのスキー場は、素晴らしいです。晴天率が70~80%。行けばだいたい晴れている、というのは、ファミリースキーにはありがたいです。

前回の蓼科東急で味を占めた私たちは、ふたたび蓼科エリアに子どもを連れてやってきました。今回は、白樺高原国際スキー場です。蓼科エリアでも奥地に位置し、蓼科東急よりも標高が高いです。
スキー専用ゲレンデです。いまどきスキー専用とは珍しいですが、おかげで子どもにスキーデビューをさせたいファミリーには人気があります。

ゲレンデにはキッズスペースがあり、日本最長という102mスノーエスカレーターが備えられています。これで難なく上まであがり、ソリで滑り降りることができます。妻の先導で、我が子も無事、本格的なソリデビューができました。
残念な点は、キッズゲレンデの横幅が狭いこと。それもあってか、我が子は後ろから来た子に衝突されて、やる気がなくなってしまいました。

大人が滑るゲレンデは、主に3つのコース。初級、中級、上級と分類はされていますが、どの斜面も大差ありません。ブレーキングができれば難なく滑れるゲレンデで、ねじれもなくフラット。練習に向いています。
この規模にしては珍しく、ゴンドラも完備。定員乗車を徹底しているのは、さすが首都圏に近いゲレンデで、規律正しい。おかげで、列の長さの割には待たずに乗れました。
ゴンドラ全長は1,260m。スキー場のゴンドラとしては、国内を見渡してもかなり短い方だと思います。この距離でよく作ってくれましたね。乗っているとラクです。

ファミリー向けスキー場らしく、コースにはキッズが多いです。とくにメインコースは、スキースクールのキッズが群れをなして雁行するので、注意が必要です。サラブレッドコースという、やや傾斜のきついコースのほうが、人が少なくて滑りやすい。

全体としてシンプルで滑りやすいスキー場ですが、難点は、ベースとなる白樺高原観光センターが、役所みたいな設備になっていることでしょうか。
レストランとレンタルくらいあればいいのですが、そういうのは、少し離れた別の建物。ここは立科町の公営スキー場だけに、レストランとレンタルは民間の役割で、町の建物であるセンターに入っていないのです。
いろいろ事情があるのでしょうが、駐車場からアクセスしやすいスキーセンターにレンタルもレストランもないというのは、やっぱり不便でした。