パリーグの試合は、都内で見る機会が少ないのが難点です。東京近郊では、西武ドームか千葉マリンスタジアムまで行かないと、パリーグ本拠地がありません。どちらも都心から1時間近くかかります。
都内のパリーグファンにとって、救いの手は、たまに東京ドームで開かれるパリーグ球団の主催試合です。2019年は13試合のパリーグ公式戦が、東京ドームで開催日程が組まれています。
うち、日本ハムの主催試合が9試合。日ハムがドームを本拠地としていた時代の名残でしょう。日ハム以外では、ソフトバンクが2試合、楽天が1試合、ロッテが1試合です。
2019年のロッテ主催試合は8月22日。楽天戦でした。私はなんのけなしに、パ・リーグ試合を見たくてドームに足を運びました。
試合開始1時間前に着いたので、当日券を購入できましたが、驚くことに、この日は満員御礼。5回終了時に、アストロビジョンに満員御礼が告知されました。

パリーグの、平日の、優勝争いとも無関係な試合で満員御礼というのは、昔のパリーグを知る者からすると、隔世の感があります。
30年前で言えば「ロッテ対近鉄」ですよ。当時はもう本当に、観客席の会話が球場に鳴り響くくらいの印象です。
それがまあ、今では東京ドームがびっちり埋まる観客動員。素晴らしいですね。
ロッテの東京ドームでの主催試合は、2016年に、球団創設25周年を記念して開催したのが始まりだそうです。千葉マリンスタジアムよりキャパの広い東京ドームでの開催で満員御礼、球団史上最多の44,000人を動員したと、下記の記事にはあります。
https://toyokeizai.net/articles/-/128144
東京ドームはやっぱり便利ですし、パリーグファンにとっては年に数回の貴重な機会です。そういう意味で、訪れたくなるイベントなのでしょう。
最近のパリーグの人気面でも地力を感じさせる、東京ドームの野球観戦となりました。