西武ライオンズの試合を見るのに、身分証明書が必要な件

西武球場

東京ドームの「ロッテ×楽天戦」を見て、たまには野球観戦も面白いものだな、思った私。翌8月23日は、西武ドーム(メットライフドーム)で「西武×楽天戦」が開催されます。西武球場前には、西武の新型特急「ラビュー」で行けることもあり、ちょっと覗いてみることにしました。

「西武×楽天戦」にはそれほど興味はなく、どちらかというと、お目当ては「ラビュー」。池袋17時08分発の特急「スタジアムエクスプレス」にラビューの車両が充当されていますので、特急券を買って乗りました。車内は混んでいて、特急券はほぼ完売の様子でした。


ラビュー

池袋~西武球場前は、「スタジアムエクスプレス」で32分。座席はとても快適で、これなら遠い球場へのアクセスも苦になりません。気分良く、西武球場前駅に到着し、そのまま西武ドームのチケット売り場にならびました。行列は長く、窓口にたどり着くまで7~8分かかったでしょうか。ここでも、最近のパリーグ人気を実感します。


ようやく順番が回ってきて、チケットを買おうとすると、会員証の提示を求められました。私は西武ファンではありませんし、「ない」と答えると、「チケットを買うにはチケット会員への入会が必要」とのこと。そして、入会に際し「身分証提示」を求められました。

まさか、ふらりとやってきた野球場で野球を見るために、身分証の提示や会員登録まで求められるとは思っていませんでしたので、正直、驚きました。

個人情報を提供して西武ライオンズの会員組織に入るなど、1分前には考えてもいませんでした。ですので入会を断ると、身分証を見せて会員登録しないと、チケットは売れないとのこと。

少し考えましたが、住所氏名を登録してまで西武ライオンズの試合を見たいと思えなかったので、観戦せずに帰りました。一人でしたし。



後で確認してみると、2019年から西武ライオンズは、観戦チケットの販売方法を変更しており、チケットを購入するには「埼玉西武ライオンズチケット会員(無料)」に入会しなければならなくなったそうです。

入会には身分証明書が必要で、「パスポート・運転免許証・健康保険証・写真付き学生証・住民基本台帳カード・身体障害者手帳・在留カード、特別永住者証明書・顔写真付きクレジットカード・個人番号カード」のいずれかを提示しなければいけないそうです。

目的は転売防止のようですが、「パスポートや免許証など」がない人には野球を見せません、という強い姿勢を、西武球団は示したわけです。

そこまで厳密に身元確認をして転売を防止しなければならないほど、最近の野球のチケットはプラチナ化しているということなのでしょうか。それとも、個人情報を集めたい別の理由があるのでしょうか。

なんであれ、それでもお客は集まるということで、ここでも、パリーグの人気上昇を感じることとなりました。



どうも私は、昔の牧歌的な頃のパリーグの感覚が抜けきらないのですが、時代は全く変わっているようです。

「個人情報なんて出したくないわい」という私のような人は、もう野球すら見られません。野球を見るのに、ずいぶん敷居が高い時代になりました。


帰りは西武池袋線の快速電車で、1時間かけて都内に戻りました。「ラビュー」に乗れたのが、本日のせめてもの収穫でしょうか。

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