七五三の記憶

千歳飴

自分の幼いころの記憶は断片的ですが、印象深い思い出はいつまでも忘れません。七五三もその一つです。

「女の子は3歳と7歳で2回やらなきゃいけないけれど、男の子は1回だけでいいのよ」とは、私が5歳のときに母親から言われた言葉です。45年経った今でも、この言葉が耳に残ります。

それ以外の会話は覚えていません。覚えていることは、大きな神社に行って、千歳飴を片手に、家族で記念撮影をしたことくらいでしょうか。祈祷については記憶がありません。祈祷したのだと思いますが、たぶんつまらなかったのでしょう。

記念写真の思い出も、後から写真を何度も見て記憶が強化されただけかもしれません。私が覚えている七五三の画像は正面からみた記念写真であって、カメラを向いている自分の視界ではありません。



要するに、七五三について、私が覚えていることはわずかです。

でも、ほとんど失われてしまった5歳児の記憶が、断片的ながら50歳になっても留まっているのですから、やはり七五三は、幼き少年に印象深い出来事だったのでしょう。



45年の時を経て、今度は私が息子を七五三に連れて行く番となりました。有名神社への遠出も考えましたが、子どもに負担がないように、クルマで10分ほどの神社にお邪魔しました。



気持ちのいい晴れた秋の午前中。祈祷の時間は10分ほどで、息子もなんとか我慢して座っていられました。

神社にいた時間は、1時間足らずでしょうか。若い女性カメラマンさんに記念撮影をしていただき、帰宅しました。

この記憶は、息子の脳にどこまで刻まれたのでしょうか。45年後も、覚えてくれているといいな。

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