
世の中は自分の知らないうちに少しずつ進歩しているものですが、テレビのレコーダーもとても進歩しています。
これまで、テレビの録画というのは、番組ごとにいちいち予約ボタンを押してセットするものだ、と思っていましたが、最近の主流は全録機だそうです。全放送をとりあえず録画してしまう、というありがたいものです。
家のパナソニックDIGAが古くなってきたので、7チューナーの「おうちクラウドDIGA」を購入したのですが、全録とはこんなにも便利なものか、と喫驚しました。
何がどう便利かというと、筆者の場合、ニュースを見るのに便利です。
これまで、ニュースを録画するなんてことはしたことがなかったのですが、全録だと、たとえば7時15分くらいに「7時のニュースを最初から見よう」ということが、何気なくできるわけです。
席を立つときは「一時停止」を押せばいいし、興味のないニュースは早送りすればいい。こうしてテレビのニュースを、自分の時間や興味に合わせて見ることができます。
全録は1~2週間で勝手に消えていくので、見終わったものを消去する必要もありません。逆に、保存したい場合はワンタッチで保存できます。
手動でニュースを録画するなんて滅多にしませんが、たとえ毎日、同じ「ニュース」を録画するセットをしたとしても、消す手間が生じます。しかも、各局のニュースを全部録るなんて現実的ではありません。
それにくらべると、全録は、全局のニュースをとってくれますので、見たいニュースだけ各局チェックするのも容易です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ニュースやワイドショーを見る機会が増えましたが、そういうときにも各局の番組から興味のあるところだけ拾って見ています。
もちろん、それ以外にも、話題になったバラエティ番組を後で探してみる、というような使い方もできます。それはそれで便利です。
難点があるとすれば、保存容量とチューナー数に限りがあること。私は7チューナー2テラのDIGAを買ったのですが、正直、不満があります。
というのも、7チューナーといっても全録に使えるのは6チューナーまでだからです。地上波NHK2局、民放5局を網羅できません。子供がいなければ「Eテレ」を外すのですが、子供が見るので外せません。一番見ていないチャンネルを考えてみたところ、我が家はフジテレビを外しました。
ハードディスクの保存容量も、2テラでは全然足りないので、4テラの外付けハードディスクを足しました。ただ、外付けHDDは使用に制限があり、2チューナー分は内蔵HDD1テラ分しか使えない仕様になっています。そのため、内蔵HDDを使うチャンネルは、画像を落とさざるを得ません。
できることなら、11チューナー10テラくらいの機種を買って、地上波7局と、NHKBS2局くらいは全録したいのですが、現状では30万円くらいします。さすがに高すぎるので、もう少し時代が進んで、値段が下がるのを待つことにします。
なんであれ、テレビの録画は全録の時代になりつつありますね。
Panasonicおうちクラウドディーガ