医学者は尊敬されている

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新型コロナのニュースを見ていて思うのは、医学者は信頼されているな、ということです。テレビのMCとコメンテーターの掛け合いを見ていても、医学者は尊敬されているし、その言葉は尊重されています。逆に、医師免許を持っていない人が新型コロナについて発言しても、共感を呼ぶことはあるでしょうが、信用はされません。

ネット上でも同じで、知識人がいろいろ意見を交わしていますが、医学者の意見は尊重されます。もちろん意見に相違はあるものの、医者が言っているのだから、という点では尊重されていると思います。

医学者ほどではないですが、自然科学の科学者も比較的信頼されています。その専門分野について発言している限り、たとえば生物学の専門家なら生物に関しては一目置かれていて、その言葉も尊重されます。統計学者の計算も、わりあい信用されていると思います。


これに対し、同じ学者でも、社会科学の学者はあまり信頼されていないようです。

たとえば、筆者は法学部卒ですが、法学者が専門分野について話をしたところで、あまり尊重されません。法律は曖昧で、解釈はさまざまであり、法学者のコメントは「その人の意見」として取り扱われることも多い気がします。政治思想に絡められてしまうこともあります。

経済学者も信用されていません。医学者の感染病の流行予測を信じる人は多いですが、経済学者の経済予測を信じる人は、お人好しだけでしょう。

社会学者あたりになると、そのへんのちょっと頭のいい人と同レベルの扱いになっていると感じることもあります。



自然科学と社会科学では、学問の性質が違います。なので、「だから自然科学が偉い」という話ではありません。ただ、医学をはじめとした自然科学は、信頼されるだけの実績を出してきた、と改めて感じます。残念ながら、法学者や経済学者は、信頼されるだけの実績を出してきていないのでしょうね。

ということで、「大学教授」や「研究者」と一言でいっても、世の中の扱いはだいぶ違うのだなあ、と思うわけです。

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