川崎の生田緑地。
枡形山の頂上近くで、ベンチに座っていると、息子が「この虫なあに?」と指さしました。
ハエです。
おお、ハエを知らないのか、と一瞬のけぞりましたが、たしかに、ハエって、都内ではそんなに見ないですね。自宅がマンションということもあり、家にハエが入ってくることはほとんどありません。
もちろん、都内にもハエは存在はしていますし、息子も見たことはあるのでしょう。でも気づいていなかったというか、気になっていなかったのでしょう。ハエって、近くにいたら大人が追い払いますし。
それでも、5歳までハエを知らずに育つとは。
その後、樹液を巡って争うアゲハチョウとカナブンを眺めます。

写真では戦いが終わってカナブンが樹液をゲットしましたが、最初はアゲハチョウが吸っていたのを、カナブンが追い出したのですね。こういうシーンは珍しく、滅多に見られません。
ハエを知らなかった息子ですが、いいものを見てくれました。
息子はその意味を理解したのかどうかわかりませんが、
「パパ、アゲハチョウ捕まえて」
とご要望。
すまん、素手だし、アミもカゴもないので無理です。