幼い頃の菓子は、甘い記憶とともに残ります。筆者の場合は、ココナッツサブレでした。
土曜日の幼稚園は弁当がなく、園で出されたココナッツサブレ2枚を牛乳とともに食べて帰宅します。筆者は、このほのかに甘いサブレが大好きでした。

ココナッツサブレはいまに至るまで販売が続けられています。発売開始は1965年で、以来半世紀以上も売られ続けているとのこと。
ただ、大袋入りなのが難点で、買っても食べきれないので、あまり購入することはありませんでした。
ところが、先日菓子店をのぞいたら、何と5枚1パックが4袋入りの「小分け」タイプを発見。これなら一人でも食べきれると、いそいそ購入しました。さっそく一口食べると、懐かしき幼稚園時代が思い出されます。
後で調べてみると、2016年に小分け化されていたというので、4年も気づいていなかったのですね。いまや大袋入りはなく、小分けだけだそう。期間限定商品でないことを知って、ちょっとほっとしました。
私がココナッツサブレを食べていたのは5歳の頃。我が家にはその5歳児がいます。しかし、彼はココナッツサブレに見向きもしません。
ああ、こんなに美味しいのに。この素朴な味を伝えたいのですが、残念です。