
自分の記憶をたどると、入学式の記憶はほとんどありません。小学校はもちろん、中学校の入学式の記憶すらありません。入学式は、たぶんそれほど感動的ではなく、いろいろ立て込んでいて、忙しいので、覚えていないのでしょう。
で、実際に息子の入学式に出てみると、やっぱり幼稚園の卒園式のような感動はありません。それはなぜかというと、練習をしないぶつけ本番なので、細かい演出がないからでしょう。
まして、6歳児です。ずっと座らせておくわけにもいきませんので、入場し、着席し、校長先生の言葉、教師紹介、在校生代表の言葉があって、新入生退場。時間にして30分程度だったでしょうか。あっという間です。
親としては、我が子が素っ頓狂なことをしないだろうか、と不安で眺めているばかりで、感動よりは心配が先に立ち、終わったときにはほっとしました。
感心した点があるとすれば、新入生全員が、とにもかくにも30分間、誰も騒いだり歩き回ったりせずに、よい子に座っていたことです。すごいなあ。だって、今日はじめて学校にいって、予行演習もなしに体育館に連れてこられて、それで、みんな座っていられるのですから。日本の幼児教育のレベルは高いなあ、と感心してしまいました。
ということで、記念撮影もまあ順調にいきました。幼稚園の入園式の記念撮影は、みんなあさって方向を向いたり泣いたりして、それはもう本当に大変でしたが、3年のときを経て、みんな立派な子どもになりました。
ということで、次の日から息子は毎日、元気に小学校に通っています。