箱根湯本の奥のほうにあるホテル。箱根湯本のシャトルバスが発着する最も奥にあるので、箱根湯本の西限、奥湯本との境目あたりにあります。

昭和的な大規模ホテルで、「5本の源泉と13の温泉を持つ、和風リゾートホテル」という触れ込みです。
実際、大浴場は広々として、昭和的な壮大感がいい感じです。隣接する「湯の里」という日帰り入浴施設のお風呂も使えます。
両方入ってみましたが、ホテルの大浴場のほうが、広く快適でした。日帰り施設は、露天風呂の数は多いですが、こまごましている印象でしょうか。どちらも、塩素のにおいがちょっときついですが、レジオネラ菌対策上、大規模ホテルでは仕方ないですね。

プランにもよりますが、夕食は部屋で食べることができます。懐石料理で、肉も魚もしっかりありました。
最初に7割方の料理を並べてしまい。揚げ物と煮物を途中で運んできて、あとはご飯と汁を最後に持ってくる、という形です。先日訪れた「ホテルはつはな」のように、一品ずつ出してくれる宿に比べるとおおざっぱで、最初に出される7割方の料理は冷めています。ただ、味はまずまずでした。

朝食はバイキングです。時節柄、感染対策にとても気を遣っていて、全ての食べ物を小皿に取り分けておいてありました。トングを使わないでいいのですね。しかも、客も全員手袋着用必須で、ビニール手袋が用意してありました。
ホテルとして、バイキング形式を維持するためにできる最大限の配慮といえます。作るほうは大変なためか、品数はやや少なめでした。味はよく、バイキングとしてのレベルは高いですね。
大型ホテルなので、ファミリーも多く、子連れでも気楽に利用できました。
設備自体は、昭和のホテルです。リーズナブルな価格で大量のお客さんを入れて、ざっと流すというのも昭和的です。ただ、その流し方が上手です。さすが、箱根というべきでしょうか。