
シェア畑、というのは、民間の有料市民農園ですね。アグリメディアという会社が運営しています。
自治体などによる市民農園に比べると、段違いで値段は高いですし、貸し出してくれる面積は狭いです。その代わり、農具から苗まで、必要なものは全て用意してくれて、レクチャーまでしてくれます。「手ぶらで行けるサポート付き農園」というのがキャッチフレーズです。
筆者の実家には小さな畑があり、野菜を育てていたのですが、それは親がやっていたことで、筆者自身は畑仕事を手伝ったことはほとんどありません。子どもの頃は興味がなかったからですが、50歳を超えてくると、なぜか土いじりに興味が出てきます。しかし、何もわからないので、こういう有料のサポート付き農園に習いに行ってみるのもいいかな、ということで申し込んでみました。
貸し出してくれるのは畳一畳分程度の広さ。1mほどの長さの畝を二つです。それで月1万円以上するので、「狭いなあ」と正直思いました。が、やってみると耕すのはそれなりに体力がいるので、自分には2畝で十分でした。
初日にレクチャーを受け、作付けします。運営側で何を植えるかは決めてくれていて、今年の夏野菜は枝豆、モロヘイヤ、チンゲンサイ、キュウリ、ミニトマト、だそうです。モロヘイヤとチンゲンサイは、家ではあんまり食べないので、枝豆、キュウリ、ミニトマトを植えることにしました。おまけで、畝の隅っこに、バジルのタネも蒔いておきます。
畑を耕し、畝を立てるのは、小一時間でできましたが、普段運動をしていない自分には一仕事で、息が切れました。そしてマルチをかけ、子どもを連れてきて、タネを埋めてもらいます。子どもの農作業は最低限にして嫌いにならないようにして、種まきくらいはやってもらおう、という算段です。
その後、不織布をかぶせ、防虫ネットも立てます。キュウリやミニトマトは苗木を用意してくれていて、さらには支柱もセットです。こういうのが全部作業場に置いてあるので、確かにこれは助かります。市民農園を借りたら、何が必要かを自分で調べて、ホームセンターに買いに行かないといけないので、それだけで1日仕事になってしまいそうです。
できあがった畝は不格好で、サイズ不足ですが、まあいいか、という感じ。他の区画を見ても、上手な人もいれば、今ひとつの人もいて、それが家庭菜園だよな、と勝手にうなずきました。
そのうちまた、リポートします。
みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】