
息子とセミ捕りに砧公園に行ったところ、捕れませんでした。セミなんて、自分が子どもの頃は簡単に捕れた気がしますが、あれは気のせいだったのかしら?
砧公園に関して言えば、木が高すぎて、低い位置にセミがいないのですね。セミ捕りは近所の公園の低木のほうがいい、ということを、この年齢になって理解しました。
収穫なくしょぼしょぼと家路につこうとしていると、水洗い場でカブトムシをカゴにたくさん入れているお兄さんを、息子が見つけました。
すげえ、とじろじろ眺める息子。
聞けば、家で飼っているカブトムシだそうで、どうやら繁殖させている様子。
息子があまりにもうらやましそうな顔をしていたら、「一匹あげようか?」と望外のお言葉をいただき、恐縮しながら頂戴しました。メスカブトムシです。
カブトムシを飼う予定はなかったのですが、いただいた以上、飼育グッズを整えねば。そのまま港北のコーナンへ足を伸ばして、「カブトムシ飼育セット」を購入。
飼育箱と、カブトムシ飼育用のマット、登り木、えさ台、バイオウォーターが揃ったものです。
自分が子どもの頃は、カゴにスイカの食べかすでも入れていただけですが、最近はカブトムシ一匹飼うだけでも、これだけきちんとしているのですね…。
ということで、メスのカブトムシを飼い始めたのですが、こうなると、オスが欲しくなるものです。
次の週末に伊豆に行き、ホテルの方にカブトムシの捕れそうな場所を聞くと、丁寧に教えてくださりました。
夜、そこに行くと、たしかになみなみと樹液の出ているクヌギの木を発見。しかし、空振りに終わりました。
翌朝、ホテルの方に捕れなかった旨を報告すると、なんと、帰り際に、そこで捕れたオスのカブトムシを一匹プレゼントしてくれました…。
なんというか、一匹も捕まえられていないのに、我が家には二匹のカブトムシが。
ということで、つがいが揃いました。
わらしべ長者、とはちょっとちがいますが、カブトムシ長者に。
子どもに優しい方が多いですね。
感謝。