イギリス留学日記5 オックスフォードの愉快な仲間たち1

それでは、愉快な仲間たちをご紹介しながら、留学の雰囲気をお伝えしていきます。

最初にご紹介したいのは、ラビーニャ19歳、イタリア出身の女子大生です。
目鼻立ちはすっきりしていて、目もくりっとしていて、おそらく白人の目からみても美人なのではないかと思いますが、かなり気の強い人です。

2日目の授業で、紙に英単語を書いて、それを隣の人に渡し、隣の人がそれを英語で説明する、というゲームがありました。で、単語が何かを、ほかの生徒が当てる、というものです。

みんなはmicrowaveとか、まあ具体的で当てられるものを書いてくるのですが、隣に座っていたラビンは、僕にこんな紙を渡してきました。

「conspiracy of silence」

これを英語でいえますか???

「conspiracy」とは、政治学で出てくる用語で、共同謀議、というような意味です。大学時代に政治学を学んだことのある私は、この単語自体は知っていました。が、共同謀議という概念が日本にはないので、適切な訳語がなく、意味については、正直なところ、正確には知りません。

で、「conspricy of silence」ですから、直訳すれば、

共同謀議の沈黙

となります。でも、それを英語で説明できますか?

とても無理です。

で、僕はラビンに「ごめん、これは僕は説明できない」と返しました。
すると、ラビンは僕に代わり、説明してくれました。
「これはイタリアのシシリアマフィアの間でよく使われる言葉で・・・」

「???」

なんとか先生が当ててくれましたが、答えを言ったとき、生徒のみんなは
「そんなのわかるかい」的な雰囲気。

あとで、ポーランド人の子が、「あれはわからないわよね」と僕を慰めてくれました。

まあ、それがラビンです。

英語も上手で、独語、もちろんイタリア語を話します。まったくもって、才媛といっていいでしょう。おそらく、クラスで一番頭がいいに違いありません。

将来は、政治家にでもなるのでしょうか。

がんばれラビン!

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