イギリス留学日記8 オックスフォードの愉快な仲間たち2

クラスメートに一人だけ日本人がいます。

日本人なので、名前を伏せて、Nさん、としときます。

Nさん、じつは学校の先生。都内の中高一貫の学校の英語教師で、まだ20代です。

彼は「留学中は日本人同士でも英語で話そう」という持論なので、基本的に、彼と話すときは英語です。その心がけはすばらしいと思います。

ただ、ちょっと残念なことに、Nさんの英語はわかりにくい。文法的に正しい英語を話しているようなのだけれど、妙に込み入っていて、何言っているかわからない。で、文法的に行き詰まると、例を羅列する感じで、変なリズムをもった英語になってしまいます。

これは彼に限った話ではなく、たぶん僕も似たようなもので、文法的に正確に話そうとして、うまくいかず行き詰まり、結局意味が伝わらなくなる、という袋小路に陥るのは、日本人の特徴なのではないかとすら思います。

ところで、僕は中学、高校時代、英語教師といえば「英語ぺらぺら」と思っていました。実際、僕の英語の先生は、英語をぺらぺらしゃべっているように思えたし、夏休みにはヨーロッパ旅行に行き、英語で旅をしていたようなことを自慢げに話していました。

が、Nさんをみた正直な感想は、「英語教師って言っても、この程度なんだな」というもの。馬鹿にするわけではないです。英語というのは、教師であっても、そうそう流暢に話せるようになるものではない、という事実を再確認した、という意味です。

大学で英語教育を学んだはすの日本人の横で、彼よりよほどうまく英語を操るフランス人の15歳の少女がいる。この事実に、改めて、複雑な気持ちを抱かざるをえません。

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