イギリス留学日記16 結局、語学留学は役に立つのか

夏休みを使った語学留学・語学研修は、役に立つのでしょうか。

2週間の留学を終えた感想を書くと、「まあまあ」という程度でしょうか。

私の場合は、一番上のアドバンスクラスに入れましたので、これは非常に大きかったです。他の学生の語学レベルは総じて高く、正直言って半分くらいしかわからなかったのですが、そのくらいのレベルでやるからこそ意味があるのではないか、という気がします。

最初の週は10人で、日本人は2人、次の週は7人で、日本人は僕1人。白人ばかりに囲まれれての勉強も、日本では経験できないものでした。

担任教師は、僕より2つ年下の男性で、中国で6年間教えた経験があるなど、経験は豊富で、東洋人にも理解がありました。

とはいうものの、これはたまたま、僕がアドバンスクラスに入れたから、まあまあよかった、というものであって、そうでなければ、事情は少しちがう気もします。

アッパーインターミディエイトのクラスも日本人比率は高くなく、その点ではいいのですが、教師の質がいまひとつでした。担任以外の授業も回り持ちであり、その教師の授業も2回受けましたが、独演会に近いもので、リスニングの勉強にしかならないな、という感じです。

一番下のプレ・インターミディエイトのクラスですと、日本人比率が一気に高まり、教師も熟練していないアルバイト教師でした。22歳のアメリカ人女性で、なんでオックスフォードまで来て、アメリカ人に教わらないといけないのか、という気もします。その教師の授業も1回受けましたが、明らかに未熟で、ほとんど授業になっていませんでした。このレベルなら、日本で勉強しても十分効果があると思いますし、高いお金をかけて、イギリスまで来る必要はない気がします。

授業内容は、僕のクラスの印象では、特別なものはありません。テキストブックに沿って進めていき、飽きたらゲームを織り交ぜる、というものです。日本でも、きちんとした語学学校にいけば、同様な質の授業を受けられるでしょう。日本でなら、ある程度教師も選べるでしょうから、その意味でも「現地だから」というアドバンテージはありません。
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ですから、クラスメートとか、放課後の過ごし方こそが「留学の価値」を決めるのではないかとも思います。

語学研修では、意外と「現地のネイティブ」と話す機会がありません。授業は外国人ばかり、食堂でも外国人ばかり、寮に帰っても外国人ばかり。普通に暮らしていると、教師をのぞけば、一日に一人のネイティブとも会話をすることがありません。

これは語学留学の落とし穴で、とくにレベルの低いクラスに入ると、教師をのぞいてレベルの低い英語どうしで話をすることになります。それがまったく意味がないとはいいませんが、現地に来ている意味は少ないと思います。

僕はビールが好きなので、カレッジの近所にあるパブに通い、ビールを飲んでいるうちにオーナーと仲良くなり、彼とよく話をしました。僕にしても、今回の留学での「ネイティブ体験」はほとんどそこに尽きてしまいます。ネイティブ学生も混じる通常の「学部留学」との根本的な違いが、ここにあります。

英語が標準語の環境でそれなりの期間を過ごすことに、意味がないとはいえません。ただ、どこまで効果的なのか、というと、正直、それほどでもないのかな、と思います。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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