なんか、遠くに行きたくなり、JR東日本の三連休パスを購入。松前に行って来ました。
松前。日本最北の城下町として有名です。
筆者は、「信長の野望」では蠣崎氏でやるのが好きですが、その蠣崎氏の根拠地も松前。
「最北の城下町」「蠣崎氏の里」に惹かれて、青函トンネルを渡りました。
青函トンネル久しぶりだなあ。いつ以来だろうか。
最近いつ通ったかはさっぱり覚えていないですが、青函トンネルが開通した日のことだけは覚えています。1988年3月。僕は開通初日の一番列車に青森から乗りました。受験生なのに2月某日に朝からみどりの窓口にならび、指定券をわざわざ取ったのです。そんなことだからろくな大学にも行けず…、って大きなお世話ですはい。
そのとき、取材に来ていたテレビに生中継で映りました。サンデーモーニングです。てか、あの番組、まだやっているよな。すごいすごい。って、どうでもいい与太話ですね。すいません。トンネルが思ったより短く感じたのを覚えています。
松前には、かつて松前線というのが走っていました。が、利用者が少なく、88年2月、青函トンネル開通直前に廃止になっています。高校3年の受験生だった僕は、さすがにそんなことには興味を持つ余裕もなく、松前線には乗らずじまいでした。江差線には乗ったのに。
今は、青函トンネルの出口の駅、木古内から、バスで100分ほど乗ってたどりつきます。江戸時代には3万人もの人口を誇った松前。いまは、人口1万人ほどの小さな町になってしまっています。
この町のシンボルは松前城。ただ、戦後の昭和24年に天守閣が焼失してしまい、いまあるのはコンクリートでできた再現天守です。

もし、消失してなければ、「日本最北、最新の中世城郭建築」として、世界遺産も狙えたでしょう。明治維新も太平洋戦争もくぐり抜けてきただけに、とても残念です。ちなみに、消失原因は、隣接していた町役場の失火だとか。なんともやりきれないですね。
現在の松前は、残念ながら、あまり見るべきところはありません。コンクリートの復原天守はさっぱりダメです。外見もちゃちいし、内部もどうしようもない。城内の整備はやっているようですが、ほとんどくさぼうぼう、崩壊しっぱなしで、あと50年はかかりそうですね。きちんと、城内を整備し、街並みを城下町っぽくしていけば、かなりの観光客は見込めるだけに、これからに期待です。