おがさわら丸探検隊  (2009年小笠原紀行3)

おがさわら丸は、1997年に竣工した新造船である。6700トンで、これは国内のフェリーとしては最大級。速力は22.5ノット(最高速力は24ノット)。戦艦大和の巡航速度(16ノット)よりも早い。それでも時速40キロ程度なんですけれど。
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では、船内探検。

1等船室。ここに滞在した。快適だけれど、運賃は2等の倍で、正直言って高い。
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2等船室。空いていればどうってことないが、混雑する時期は厳しい。寝るだけのスペースしか確保されてないので、ほとんど奴隷船状態である。
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写真にはないが、特2等というクラスがあり、ここは1等と違って個室ではないものの、ベッドは設置されている。値段と快適性の折り合いを考えると、これが一番だろう。今回は満席で、取れなかった。

食堂。ヒレカツ定食を1050円で。値段は東京の定食屋より1~2割くらい高い感じ。まあ、仕方ない。
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途中、船内ツアーがあり、操舵室と機関室を見学できる。
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これが舵。
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自動運航で、方位を決めたたら勝手に進む。操縦は湾内以外はしないそうである。無人の舵が、左右に微妙に動いている様は、やや不気味である。

これがエンジン。航行中のエンジンルームを見学できる船は極めて珍しい。
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ひとつが13500馬力で、このエンジンが2つ付いている。ものすごい音で、しかも室温は50度。ここでの作業はハードだろう。

技術者は4人しか乗っていないと言う。ここもオートメーション化が進んでいるようだ。

さて、おがさわら丸は、基本的に揺れる。黒潮を突っ切って進むために、どうしても揺れてしまうのだそうだ。フィンスタビライザーという横揺れ防止装置があるが、縦揺れには効果がない。今回も、鳥島沖あたりから、天気はいいのにかなり揺れた。

船内にはゲームセンターなどもなく、ひたすらヒマである。揺れるから、本も長くは読めない。食うと寝るしかすることがない。

そして困ったことに、船酔いさえしなければ、揺れれば揺れるほど腹が減る。不思議である。そのため、太りすぎ注意の船旅である。

出航24時間。ようやく、父島が見えてきた!
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