父島はきれいな村だった  (2009年小笠原紀行4)

父島である。

思ったよりきれい。というか、とてもきれい。道路はしっかり舗装されていて、歩道も整備されている。街路樹もみずみずしいし、掃除も行き届いている。

他県の小さな離島に比べると、なんでこんなにきれいなのか。さすが東京都。リッチな自治体は、離島にかけるカネも惜しまないのだろう。
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父島港とおがさわら丸。
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ずいずい歩いていく。ここがメインストリート。思ったより店がある。
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父島の人口は2000人ほどである。たった2000人の人口で、これだけ賑やかな村は、日本ではかなり珍しい。

小笠原は、本土からの移住者が多く、いまだに続いている。一方で、島の暮らしに飽きて出る人も多いという。「出入りの激しい島」なのだそうだ。そのため、住人は概して若い。それが、この活気に繋がっているのだろう。

ちなみに、2005年国勢調査の小笠原村の老齢人口割合は8.5%で、全国の市町村の中で最も老齢人口割合が低い。逆に、生産年齢人口割合は76.8%で、全国の市町村の中で最も高いのだそうだ。

年齢分布をもう少し見ると、20代後半から30代前半がピークになっている。で、この年代は、男女の数がほぼ同じでバランスが取れているのだが、30代後半から女子の数がぐっと減っている。男子の数はそれほど減っていないので、要するに、30代後半から50代にかけて、男子が圧倒的に余っている、ということになる。独身女性にはお勧めの島かも(笑)。
年齢分布は、以下のアドレスにあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Demography13421.svg

宿泊した父島ビューホテル。
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ホテルと言っても、アパートの部屋を貸します、的な感じで、たんなるコテージである。自炊設備もある。小笠原では、自炊設備のある宿が多いのだとか。
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ぎゃくに、きちんとしたホテルといえる宿は、父島でひとつだけしかない。旅館と呼べる宿もない。あとはほとんど民宿かペンションのようなものだ。住人も若ければ、客も若いのだろう。若い客は、ホテルや旅館には泊まらない。

僕は基本的には放っておいてくれるビジネスホテルが好きなのだが、そういう宿はないのである。が、父島ビューホテルは、設備はコテージだが、放っておいてくれるという意味では、ビジネスホテルと同じで、快適だった。


さっそくシュノーケリングに行く。風が強い日で、製氷海岸という、港の近くで潜る。港の近くなのに、珊瑚が海底にいて結構きれいであった。写真がないのが残念であるが、泳ぐのに手一杯だったのであしからず。

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