早いもので、もう離島日。台風1号が接近していて、雨である。
スクーターで父島一周をするつもりだったが、雨に負けて、風にも負けて、クルマを借りた。トヨタの商用バンだった。
山をぐるっと回り、クルマで行ける南端の小港海岸へ。
父島最大の大河、八ツ瀬川の下流。

南国っぽい。西表島を思い出す。
ここは、宮の浜。市街地から近いビーチである。

最後に、三日月山展望台。こんな荒天の日に誰もいないだろう、と思っていたら、二人の女の子が。

何しているのか?と聞いていたら、鯨を探しているとのこと。
二人はツアー会社の子たちなのである。
で、ここから海をみて鯨を探し、発見したら、ホエールウォッチングをしているボートに連絡する、という仕組みだそうな。
なるほど、それは手をかけているなあ、とは思うが、それよりなにより、こんな荒天でホエールウォッチングも何もないだろう。
休めよ休め、と思うが、せっかく来た観光客は一縷の望みでツアーに出たいだろうし、ツアー会社もかき入れ時を休みたくない、という両者の思惑が一致したのだろう。
小笠原の商業的一面を見た気がしました。はい。
午後2時の船で帰京の途に。
お見送りが、すごい。結構、宿やツアー会社の人が来てくれているようだ。

ボートでお見送りまでしてくれる。

このあと、船にのったスタッフが、海にダイブした。
この「お見送りダイブ」は、父島名物だとか。
なかなか楽しかったです。小笠原。
しかし、現地3泊だと、忙しくて楽しめないですね。
今度は現地6泊くらいで、また訪れたいと思います。
(小笠原紀行・了)
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