石垣便の謎 (2009年八重山紀行2)

東京から石垣島へ飛行機で行こうと計画すると、奇妙なことに気づく。

行きは直行便が1日2便あるのだが、帰りはないのである。正確にいうと、1便だけあるのだが、宮古島経由なので、「直行便」とはいえない。

なぜこんなことが起こるのだろう、と調べてみると、石垣空港に原因があるらしい。同空港は、1500メートルの滑走路しか持たない。着陸時はこれで問題がないのだが、離陸時に本土までの燃料を搭載すると、重すぎて1500メートルの滑走路では離陸しきれない。そのため、燃料を少なめにせざるを得ず、結果として、本土まで飛ぶことができず、宮古島での給油を余儀なくされる、ということなのである。

という、中途半端な「直行便」なので、往路は2便あるのだが、復路は1便しか設定されていない。そして、これらはいずれも日本航空系のJTA便である。全日空は、あきらめがよいのか、本土・石垣直行便は運航していない。石垣便はすべて那覇発である。

かような事情で、直行便は限られてる。そのせいかいつも混雑していて、安いチケットは取りづらい。僕もチケットが取れなかったので、那覇で乗り継いで石垣へと向かった。羽田を12時に出て、石垣に着いたのは16時35分。4時間半もかかった。石垣は台湾に行くよりも手間がかかる気がする。

これが石垣空港。

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なかなか古くて、かわいい空港である。

滑走路を長くした新石垣空港は、ただいま建設中なので、このレトロなターミナルも、あと数年でお別れである。

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