水島臨海鉄道

倉敷市-三菱自工前 10.4キロ

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関西に計9年も住んでいたので、西日本の鉄道はだいたい乗り潰してある。が、どういうわけか、水島臨海鉄道は、乗り残してきた。「臨海鉄道」というネーミングが、貨物線ぽくて、あんまり行きたい、と熱烈に思わなかったのである。が、全線完乗を目指す以上、乗っておかなければならない。

水島臨海鉄道は、特殊な鉄道である。

もともと三菱重工の工場輸送を目的とした貨物線である。それが倉敷市に譲渡され、さらに第三セクターとなった。いまも、主たる輸送は貨物で、人間はついでである。かつては、こうした貨物主体の鉄道は各地にあったが、現在は極めて少なくなっている。そういう意味では、希少価値はある。

さて、東京から新幹線に乗り、さらに山陽線に乗り継いで、倉敷に着いた。水島臨海鉄道の倉敷市駅は、JRの駅から2分くらい。なんだか、駐車場のような建物である。

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列車は青と白の気動車。MRT300系で、これは1995年に導入された、水島臨海鉄道オリジナル。ローカル私鉄で新車を入れられる会社は少ないが、それなりに豊かな鉄道なのかな。2008年度の営業係数は108で、まあまあ健闘している部類だろう。

乗客は十数人。地元のおばちゃんや、高校生など。春休み中の平日の昼下がりだから、乗っているほうだろう。

列車は、最初は住宅街の中を突っ切っていくが、やがて立派な高架橋の上に登る。長編成の貨物ともすれ違う。ローカル私鉄のたたずまいではない。
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そして、終点の三菱自工前。工場以外には何もない駅であった。
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ただ、線路はここで終点ではなく、あと800メートルほど先まで延びている。そこには倉敷貨物ターミナル駅がある。僕を乗せてきたディーゼルカーも、僕を下ろすと、貨物ターミナルの引き込み線に入って停まった。

折り返しまで50分もあったので、貨物ターミナル駅まで歩いてみる。
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なつかしい車輌が並んでいる。小さな鉄道博物館のようであった。
とくに、国鉄色のキハ20はレアだなあ。できれば、この車輌に乗りたかった。まだ運用しているのだろうか?詳しい人、教えてください。

貨物ターミナル駅もあんまり賑やかではない。さらに引き込み線があるので、他の所から積み込んでいるのかな、とも思う。

まあしかし、結局やっぱり、あんまおもしろい路線ではありませんでした。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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