川西-錦町 32.7キロ
国鉄の時代に第二次特定地方交通線に指定された。
訪れてみるまで、これといって印象のない路線であったが、乗ってみると、左窓の渓流の景色が実にきれいである。なるほど、「清流線」の名に恥じない。
そして、乗客も行楽客が多かった。週末の好天だったからか。
終点の錦町駅周辺。

昭和の雰囲気で売り出そうとしている様子だが、若干力不足ですね。昭和レトロにするには、それらしい建物が少なすぎるかな。
終点の錦町から先、六日市というところまで、延伸工事が進んでいたが、国鉄末期に中断したままだ。
その路盤を利用して、トロッコ列車が走っている。
名称はとことこトレイン。電気自動車である。
高架橋とトンネルを貫いて走る。距離は6キロほど。未成線を、このように利用しているのは全国でもここだけだろう。素晴らしいプランだと思う。
でも、この高架やトンネルを造った人たちは、まさか列車が一度も通らずに、こういう使われ方をするとは思わなかっただろうなあ。
錦川清流線の景色もきれいだし、トロッコ列車も楽しいし、錦町のレトロな街並みも懐かしい。
いい路線でした。