岩国-櫛ヶ浜 43.7km

いわずとしれた、岩国と徳山の短絡線。
1934年に全通し、山陽本線の一部となったが、10年ほどでローカル線に転落した。そのため、いまも各駅には本線時代の余韻が残る。
代表格が、西岩国。開業当初はここが岩国駅とされた。
そのため、駅舎も市の代表駅にふさわしい風格で、1974年に駅舎の永久保存が決定され、開業当時の姿に復原された。現在は国の登録有形文化財。

しかし、現在は無人駅で、NPOのおっさんがヒマそうに窓口の奥で番をしているだけである。駅の周辺もさびれて何もない。ここが岩国の中心駅として栄えたのは、全通後10年だけである。
そのほかには、岩徳線にはとくに見どころはない。鉄道全盛時に本線だっただけあって、どこの駅もホームが長いな~、と思った程度である。