黒崎-博多 66.6km

日田彦山線に乗った後、福北ゆたか線経由で博多に向かう。
福北ゆたか線は、正式な路線名称ではない。正確には、筑豊本線の一部と、篠栗線・鹿児島本線の一部である。ただ、僕が乗ったのは、福北ゆたか線そのものなので、こう表記しておく。
小倉からの直通列車に乗ると、黒崎の手前で分岐する。この短絡線では、かつて折尾に駅はなかった。数年前にできた駅だが、無理矢理な場所に無理矢理作っているなあ、って感じだった。
筑豊本線に入ってからは、緑豊かな車窓が続く。筑豊というと炭田と廃坑の印象で、殺伐としたイメージを持っていた。が、訪れてみると、イメージと全く違う。新緑の季節と言うこともあるが、緑がとてもみずみずしい。
篠栗線区間に入ると、速度が増した感じがする。トンネルが増える。篠栗線は、1968年に全通した、比較的新しい路線で、最高速度は100キロである。長いトンネルを抜けると、景色はいきなり福岡近郊になり、町中を走り抜けて、博多に着く。