7月17日、いよいよ成田スカイアクセスが開業する。
現在の北総線を成田空港まで延伸する新線で、成田新幹線構想から30年以上の年月を経て、ようやく成田空港の高速新線が開通することになる。
このダイヤが発表された。リリースを読むと、京成スカイライナーは、一部を除き成田スカイアクセス線経由となるという。この新スカイライナーは、日暮里・空港第二ビル間を36分で結ぶ。運転本数も増え、とくに朝は約20分間隔である。これはかなり便利になりそうだ。
ダイヤは、朝6時30分が始発で、10時までは約20分間隔。日中は20~40分間隔。京成上野を毎時00分、40分に出発するダイヤである。これまでは40分間隔だけだったから、1・5倍の増便ということか。
できることなら、毎時00分、30分にしたいところだろうが、京成のダイヤパターンは20分間隔になっており、調整できなかったのだろう。それでも、これまでより、かなり使いやすくなりそうなのは間違いない。
ただ、問題はやはり都心側のターミナル。京成上野は乗り換えが不便な位置にあるし、日暮里はJRの一部しか接続していない。スカイライナーが速くなっても、肝腎の都心ターミナルまでが不便なままでは、やっぱり使いづらい。僕のように東京メトロを日常使ってJRを使わない人間は、スカイライナーよりもリムジンバスが便利だ。
あと、新線には、スカイライナー以外の一般特急も走る。「アクセス特急」と名付けられたそうだが、通勤型車両を用いた速達列車である。これが、羽田空港から都営浅草線を経由して、スカイアクセス線に入る。これは日中は40分間隔なので、やや使いづらいが、押上から空港第二ビルまでは56分ということなので、いままでの一般特急より格段に速い。そして安い。押上に接続する半蔵門線・田園都市線住民としては、こちらのほうが嬉しい。
スカイライナーを青砥に停めれば、なお押上方面からの利便性も上がるので、そのうち是非停めて下さい、京成様。
リリースは
http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/22-017.pdfにあります。