「死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡」、発売1週間が立ちました。
内容について、アマゾンなどでは詳しくわからない、という声をいただきましたので、ここで紹介します。
・掲載遺跡は31カ所。
・特にお勧めする「世界7大遺跡」としては、マチュピチュ、アンコール、ポンペイ、ペトラ、ギザ、ティカル、イースター島を紹介しています。
・そのほか、「シルクロード」と「東南アジア」という日本から近い遺跡を紹介し、「新世界7不思議」に認定された7カ所も全解説です。
・日本国内も「超古代遺跡」を中心に紹介。「大日本帝国時代の遺構」も取り上げました。
・最後に私がおすすめするとっておきの3遺跡をお教えします。
・具体的な遺跡名については、本をご覧になって頂けますでしょうか。
・紹介のポイントとしては、「観光的な視点からみておもしろいかどうか」に重点を置いています。考古学的価値や歴史的背景ばかりにポイントを置いた遺跡本が多いなか、完全にツーリストの視点に立って書きました。
・観光的価値については、「規模」「歴史性」「保存度」など6つの視点で☆によりランク付けをしています。遺跡をランク付けした本は、おそらく日本では初めてと思われます。
・また、「世界遺産」にはこだわらず書いています。31カ所のうち、世界遺産に登録されているものが過半数を占めますが、登録されていないものもあります。数多い世界遺産本と違うのはこの点です。
・すべて私が訪れて、目と足で確かめた遺跡のみ掲載しています。
・紹介した31カ所についての基礎知識がわかり、ちょっとした旅をしたような臨場感も得られるように執筆しています。
・以下はまえがきの抜粋です。
本当に魅力のある遺跡は、長い年月を経た普遍的な風格があり、訪れた者に何かを語りかけてきます。そうした力のある遺跡は、ときに旅人の人生観まで揺るがす力を持っています。「ナポリを見てから死ね」とは近世ヨーロッパで広まった旅行のキャッチフレーズですが、筆者に言わせれば、ナポリよりも先にいろんな遺跡を見てほしいとなります。
そこで本書は、そうした魅力ある遺跡の中から、「死ぬまでに一度は見てほしい」と思える三一カ所を厳選しました。とはいえ、一言で「遺跡」といっても、規模や雰囲気、保存度などはそれぞれ異なりますし、もっている個性もまた違います。たとえば、「世界最高の遺跡」として名高いのは、ペルーのマチュピチュです。でも、保存度ならば、イタリアのポンペイの右に出るものはありませんし、雰囲気ならばイースター島のモアイ像に及ぶものは見つからないかもしれません。建築の不思議さならばエジプトのピラミッドでしょうし、規模ならば万里の長城が他を圧倒します。
これらの遺跡は、いずれも個人で訪れることのできる場所ばかりです。第一章はどなたもご存じの有名遺跡ですが、第二章以降はテーマ別に分類しています。テレビや雑誌で注目されるのは第一章に掲載するような大遺跡ですが、テーマに沿ってちょっと予習してから訪れると、それ以外の遺跡にも興味が湧き、一度は行ってみたくなることでしょう。
各遺跡については紙幅の都合もあり、コンパクトな説明になっていますが、それぞれの特徴や魅力、さらには基礎的な知識が備わるようになっています。もし旅に出なくても、この本を一冊読めば、世界の遺跡をひととおり回ったような気分になれるよう、旅の臨場感のある記述も心がけました。
また、各遺跡の紹介には、「遺跡ランク」を付けました。その遺跡の特徴を五つの★印で示したものです。その遺跡がどういう点で「訪問する価値があるのか」が、ひと目でわかるようになっています。この評価は、いろいろな旅行者から集めた感想を基に、筆者の主観も交えながら決めました。もちろん異論はあるでしょうが、一つの目安程度、とお考えください。なお、これは旅行者のための「観光的価値」にすぎず、その遺跡の歴史的・考古学的価値とは何の関係もありません。
各遺跡へのアクセスも簡単に記しておきましたので、行き先を決める際の参考になるかと思います。最終章には、実際に遺跡旅に出られるときのための旅行術も紹介しています。
本書を読んでくださったみなさんが、遺跡の魅力を感じて、旅に出て実際に見てみよう、という気持ちになっていただければ、筆者としてこれ以上嬉しいことはありません。
世界の遺跡歩きに興味がある方なら、手にとって損のない内容にしたつもりです。ぜひご覧下さい。
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