銚子電気鉄道

銚子-外川 6.4km

b8547c3a.jpg

経営危機、ぬれ煎餅の販売で有名になったのが銚子電鉄。

大正時代に開業した歴史ある路線だが、銚子の先っぽでよくもまあ21世紀まで廃線にならなかったものである。最近は「サポーター」なるものもできて、全国から支援が集まっているそうだ。

僕自身は、経営危機騒ぎが起こるよりずっと前、たぶん1998年頃に一度乗車している。仕事で銚子に来ることがあり、そのときに時間が余ったので乗ってみた。のんびりした前時代的な電車で、「ローカル線っていいなあ」と思った記憶がある。当時はまるで無名の路線だったので、他に観光客などおらず、ガラガラだった。のどかな素敵な路線である。

今回は、千葉都市モノレールを乗り終えてから、総武線の各駅停車に揺られてやってきた。銚子駅の隅っこにある銚子電鉄のホームを訪れて、人がわんさかいるのに驚いた。これが経営危機のローカル線だろうか? 2両編成の車両は、半分以上座席が埋まっているのである。

車両は、最近導入された2000系という新車である。新車と言っても、かつての京王線車両で、愛媛の伊予鉄道で使用されたお古で、1960年代のものだ。が、内部の化粧板はぴかぴかで、最近の車両とそれほど大きな違いはない。

0788fc2c.jpg

つい最近まで走っていたデハ800系という車両は、終戦直後の建造で、戦前の香りがまだ残っていたのだが、いまの車両は近代的で、ローカル線の雰囲気はあまりない。簡単にいえば、あんまり魅力のない車両だった。

ロングシートに揺られて、畑の中を20分あまり走ると終点外川。

fe24d968.jpg

木造駅舎は雰囲気がある。これだけ雰囲気がある駅舎は貴重だが、ここも人が多すぎである。

折り返して、犬吠で下車。犬吠埼の観光基地となる駅で、駅舎内ではぬれ煎餅などを売っている。ここも待合室は人だらけだ。人が多いのはいいことであるが、ローカル線に人が多いと楽しくない。我ながら身勝手ではある。

帰りに仲の町駅で降りて、構内にある古い車両を見る。数は多くないが、すでに使われてないデハ800系も留置されている。

5f209cc4.jpg

その周囲からだけ、昭和の香りが漂っていた。

関連記事

書いている人


かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

kamakurajunをフォローしましょう

サイト内検索

おすすめ記事

月別アーカイブ

 

ブログ村

全ての記事を表示

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
育児
13位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
パパ育児
3位
アクセスランキングを見る>>

訪問者数