阿武隈急行線

福島-槻木 54.9km

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福島から阿武隈川に沿って、仙台近郊の槻木までを結ぶ鉄道。かつての国鉄丸森線が分離され第三セクターになり延伸された。

福島駅のホームは福島交通と共用している。第三セクター発足当時、福島交通が株式の過半数を持っていたからだそうだ。つまり、福島交通の子会社だったわけである。どういう経緯かしらないが、現在は筆頭株主は福島県であり、宮城県とあわせて両県で過半数株式を保有する。福島交通は20%のみで、残り80%のほとんどは沿線自治体が出資する半公営鉄道である。

福島交通飯坂線から、向かい側ホームの阿武隈急行線列車に乗り換える。車両は旧国鉄の交流電車を思わせる立派なものであった。8100系といい、国鉄713系をベースとしているらしい。

途中の富野行きに乗ったが、意外と混んでいる。福島交通といい、阿武隈急行といい、福島の郊外路線はなかなか繁盛している印象を受ける。一回乗っただけですが。

阿武隈川沿いの見事な田園地帯を、高架橋で駆け抜けていく。この路線は、当初東北本線のバイパスとされたので、幹線として建設された。そのため、路盤はいい。ただ、その代償として、集落から離れたところに駅がある。高架橋から眺める阿武隈川が美しい。

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富野の手前の梁川で降りる。ここが阿武隈急行線の中心駅のひとつで、車庫がある。駅舎もわりと大きいが、駅前には何もない。

そこから仙台直通の「宮城おとぎ街道号」という列車に乗る。同じ8100系だが、2両2連の4両編成であった。あきらかに輸送力過剰でガラガラである。多少なりとも席が埋まってきたのは、JR線に入った名取駅近くである。こんなので大丈夫かと、ちょっと心配になった。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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