小牛田 - 女川 44.9km

仙石線で石巻に着き、接続する石巻線に乗り換えて女川へ。キハ48の4連である。通学時間帯だからか、編成が長い。ただ、通学と逆方向なので、車内はガラガラであった。
車内は改造されているが、国鉄型ボックスシートが懐かしい。

沢田駅のあたりから、右手に万石浦の海が見える。いい漁場で1万石に匹敵するくらいの漁獲があったため、この名が付いたという。いまでもその漁獲があるのかは知らないが、時が止まったように美しい湾であった。この車窓は、全国でも屈指の美しさではないかと思う。
終点女川は、行き止まり式の駅である。駅舎も小さいながらも風格がある。

駅には隣接して温泉施設があるが、時間がないのでそれはパスして、折り返しの列車に乗る。石巻から北は、田園風景の中を走る。平和な風景であった。
前谷地で乗換。気仙沼方面からの快速列車に乗って、仙台へ。こちらはかなり混雑していて、小牛田からは立ち客も出た。