マレー鉄道クダ線(2010年マレー半島鉄道旅行記2)

ブキッ・ムルタジャム-パダン・ブサール 157.80km

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バンコク発バタワース行き国際列車は、パダン・プサールからマレー鉄道に乗り入れる。そこからブキッ・ムルタジャムという発音しにくい駅までがクダ線である。

パダン・プサールでは、機関車が付け替えられ、タイ国鉄の黄色いものからマレー鉄道のグレーの車体に変わる。どちらもおんぼろだが、マレーシアのほうが鉄道に関しては後進国の雰囲気がある。列車本数も、タイ国鉄よりマレー鉄道のほうがかなり少ない。

マレーシア国鉄は1992年に解体され、現在の鉄道は上下分離方式により運営されている。運行を担当するのがマレー鉄道公社である。クダ線の他は、西海岸線と東海岸線があり、この3路線とクアラルンプール周辺の近郊電車で構成される。そのため、全線完乗はタイ国鉄に較べればだいぶ簡単と思われる。

クダ線が走る地域は、マレーシアでは北部の辺境で、のどかな田園地帯である。

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タイから国境を越えるが、風景にとくに変化はなく、文字がアルファベットに変わっただけの気もする。ただし、女性客は頭にスカーフを巻いている人も多い。マレーシアはイスラム教徒の多い国である。

マレーシアに入ってから、列車の速度は目に見えて落ちた。時速60キロくらいだろうか。小さな駅にこまめに停まり、そのたびに荷物を抱えた地元の乗客が乗ってくる。

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国際列車と言うよりは、2両編成の辺境ローカル線になってしまった。

しかし、それほど混雑することもなく、ブキッ・ムルタジャム着。列車はこのまま西海岸線に入り、バタワースへ直通する。

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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