豪雪の開陽丸(2010冬北海道&東日本パス旅行記10)

ac3669fc.jpg

江差で行きたいところがあるとすれば、復元された開陽丸である。港に係留されていて、12月いっぱいは冬期休業に入らないので、見物できる。

駅から歩いてどのくらいかかるのかは、開陽丸のホームページを見ても載っていない。というか、地図はあってもアクセスの案内は書かれていない。つまり、鉄道で来る人など想定していないのだろう。江差町のホームページを見てもよくわからない。グーグルマップを見ると2キロ程度と思われたので、歩いてみることにする。

が、雪がどんどん降ってきている。晴れた日の2キロなら気持ちのいい散歩だが、雪の中を歩くのはつらい。傘も持ってなかったので、雪まみれになりながら、30分近くかかってようやくたどり着いた。

223acbd9.jpg

開陽丸は、想像していたより大きな船だった。全長72メートルもあるのだそうだ。排水量は2590トンもあったというから、現代の小型フェリーよりもよほど大きい。内部に大砲がずらりと置かれ、当時の姿が再現されている。

e234d316.jpg

よく知らなかったが、オランダから喜望峰を回って回航してきたのだそうな。それが、就航わずか1年ほどで時化にあい、江差沖で座礁してしまったそうである。本当にもったいない。きっと、今日みたいな荒れた日だったのだろうな。

ちなみに、開陽丸の沈没地点は、「埋蔵文化財 開陽丸遺跡」として、国指定の特別史跡・遺跡になっている。世界でも数少ない海底遺跡の一つとされるそうだが、沈没船を遺跡というのはどうかと思わないでもない。これまでに遺物が3万5千点以上も引き揚げられていて、その一部が船内に展示されていた。

1時間くらい見物していたが、他に客はいなかった。

見物を終えて、また雪まみれになりながら江差駅に戻る。すると、除雪車が入ってきている。

43fcaf0c.jpg

それはいいのだが、次の列車は運休するという。除雪車が入ってしまうと、旅客列車が入れないのだそうだ。なんだそれ?と思ったが、要するに木古内以北の江差線に除雪車が入ると、旅客列車は入れないということのようだ。途中の湯ノ岱駅に交換設備はあるはずだが、除雪するまで使えないから、すれ違えないと使えない、ということだろうか。

そのため、代替輸送でタクシーで木古内まで送ってもらう。北東パスでタクシーに乗せてもらうのは大変恐縮であるが、途中の県道も雪が積もっていて怖かった。

84aefcd1.jpg

やっぱり列車のほうがいい。

開陽丸、北へ―徳川海軍の興亡

関連記事

書いている人


かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

kamakurajunをフォローしましょう

サイト内検索

おすすめ記事

月別アーカイブ

 

ブログ村

全ての記事を表示

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
育児
16位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
パパ育児
3位
アクセスランキングを見る>>

訪問者数