ブルガリア人との会話(2012年ニセコ外国人百景5)

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ブルガリアの首都ソフィア出身の30代くらいの男性。

「金融関係の仕事で香港に転勤してきて、今は香港に住んでいるんだ。今回は3日間の予定で、ニセコに来たのは初めて。木曜日の夜(金曜未明)のキャセイ・パシフィック機で香港を出て、関西空港で乗り継いで金曜日の昼頃に千歳空港に着いて、それからバス。帰りは、日曜日の午後の便で千歳を出て、直行便で香港に帰る」

 すごい忙しいスケジュールだね。どうしてそこまでして、スキーに来たの?

「香港からスキーに行こうと思えば、韓国か日本しかない。で、調べたら韓国は今ひとつみたいだし、ニセコの評判がいいから来てみたんだ。たしかに良いスキー場だね。ブルガリアにはこんな設備の整ったスキー場ないよ。ブルガリアでは、スキー場にはマフィアが絡んでたりするし、ろくなものじゃない。イギリスなんかからスキー客も来るけれど、激安の質の悪いツアー客ばかりさ。日本のスキー場ははじめてだけれど、とても大きいしきれいだね。今は、アンヌプリゲレンデの近くのペンションに泊まっている。朝ご飯は、ゲレンデロッジでバイキング。なかなか美味しかったよ。おすすめ。君は、ニセコは今年何回目?」

 今年は初めてだね。

「なんで? もっと来ればいいじゃん」

 いや、そうはいっても、お金も時間もかかるし。東京からだって、6時間くらいかかるよ。千歳からのバスが遠い。

「そうか、じゃあ、香港とそんなに変わらないのかな。飛行機乗ってしまえば、香港も東京も同じだね。お金の問題もあるよね、そりゃ」

 そうそう。日本人だからって、無限にお金があるわけじゃないのさ。

「千歳空港から新幹線があればいいと思うんだ。新幹線ができるって聞いたんだけれど、いつになるの?」

 2035年とか40年とかだったかな。

「はは、それじゃ、僕は使えないね…。今度は、長野に行きたいんだ。オリンピックのアルペンのコースを滑ってみたいね。あれはどこかな。八方尾根?そうか、そっちは新幹線で行けるの?」

 長野駅までは新幹線で行けるよ。そこからバスで1時間くらいだと思う。

「いいね、新幹線もっと作ってほしいね」

 とてもフレンドリーでナイスガイでした。長野は北海道に比べたら雪の質は今ひとつだよ、といったのですが、オリンピックのコースには憧れを抱いている様子。なるほど、オリンピックのブランドっていうのは、こうやって後々まで残るのですね。

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