琉球エアコミューターの謎(2011沖縄・南大東島旅行記3)

南大東島へは、飛行機と船の二つの足がある。

飛行機は1日1~2便、船は大東海運という会社の貨物船がおおよそ5日に1回運航されている。この船が、なかなか時代がかっていて一度乗ってみたいのだが、時間の都合上、今回は飛行機である。

飛行機は日本トランスオーシャンの子会社の琉球エアコミューターである。JALグループでありながらワンワールドに加盟しておらず、いくら乗ってもマイルが貯まらないという謎の会社である。南大東までのフライトはカナダボンバルディア製のDH-8ー100であった。ボンバルディア機にはなるべく乗りたくはないのだが、これしか運航してないのだから仕方がない。

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満席のはずだが、最前列には誰も座っていない。南大東島には給油設備がないため、乗機定員を絞っているのかも知れない。

観光客は少ない。見たところ、ほとんどが島民か業務の人である。南大東島と沖縄本土を結ぶ海底ケーブルの敷設工事が始まっていて、その関係者が多いらしい。たった30人ほどしか乗れない飛行機が1日1~2便しか飛んでないのだから、公共工事が始まると席は常に満席に近くなってしまう。

1時間ほどのフライトで南大東島に着く。

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1997年に開港した新空港で、ターミナルは小さいが新しい。
荷物受取所は簡素で、エプロン直結である。飛行機から運ばれてきた荷物が、カウンターに直接どっさどっさと置かれていく。空港の基本的な機能など、このくらいシンプルなのだなあ、と見ていて妙に感心した。

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ところで、この空港の滑走路は1500メートルある。MRJの離陸距離は1400メートルだから、MRJが完成したらジェット化されるのだろうか。MRJの座席数は78人からだが、そのくらいの需要はあるんじゃないかと思う。

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