地底世界・星野洞へ(2011沖縄・南大東島旅行記6)

南大東島のもう一つのハイライトは、星野洞である。これは日本でも指折りの巨大な鍾乳洞として知られている。
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星野洞は、島の西北部にある。といっても、この島には標識があまりないし、目印もないので、車で行くと迷う。なんとかたどり着くと、受付には誰もいない。「見学したい人は電話をしてください」などと書いてある。電話機が置いてあるわけではないから、携帯電話を持ってないと、星野洞は見物できない仕組みである。

電話をして十数分。どこからともなくワゴンが現れた。乗ってきたのは管理人の女性で、料金を払うと懐中電灯とカセットレコーダーを借してくれる。カセットレコーダーには洞内案内のテープが入っている。これを順番に聞きながら見物していく、という仕組みである。
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管理人が洞窟の入り口まで案内してくれて、洞内の電灯のスイッチを入れてくれる。ドアをくぐると、湿気が身にまとわりつく。細く長いコンクリートの坂道が地下に向かって掘られている。地底世界への入り口のようで、ちょっと楽しい。
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あとで聞けば、自然の入り口は別のところにあるのだが、一般人には入りにくいのでこの通路を掘ったそうだ。完成したのが1994年で、それ以降、星野洞は一般人が簡単に入れる「観光洞」になった。これは竹下内閣のときの「ふるさと創生基金」の1億円で整備されたのだという。こういうお金の使い方は正しいのだろう。おかげで、僕たちはいま手軽に地下洞窟に入れる、というわけだ。

長い坂道を抜けると、そこは地底世界。広い。
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内部の紹介は次回にて。


洞窟探検入門
未踏の大洞窟へ
東京洞窟厳選100

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