インガンダルマとナワキリ(2011沖縄・南大東島旅行記8)

南大東島に来たら、食べずににはいられないものがある。インガンダルマである。

インガンダルマとは、南大東島周辺に棲息する深海魚のムツ類を指す。その体内の油脂成分のほとんどが、人体で消化できない脂分(ワックスエステル)でできているため、食べると下痢や腹痛を起こす場合があるらしい。

「3切れ以上食べると、お尻から脂がダラリと出てくる」「大量に食べると、お尻から脂がだだ漏れになり、オムツが必要」などという説まであるほどだ。

そのため、食品衛生法により販売が禁止されているのだが、どういうわけか南大東島の飲食店では普通に食べることができるという。そしてまた、これが美味だというのだ。

ということで、南大東島の寿司店で、寿司にしてもらって食べてみた。

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……。


普通である。不味くはないが旨くもない。というか、味がしない。

もし「食べ放題」といわれても、二切れ食べれば十分な気がする。


もう一つ、名物の魚がナワキリ。これも深海魚で、インガンダルマと同じスズキ目サバ亜目クロタチカマス科の魚である。
こちらは、バター焼きで食べるのがポピュラーだそうなので、食べてみる。

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これは旨い。普通に旨い。

ただし、旨いのはバター焼きが旨いのであって、ナワキリだから旨いのかといわれたら、正直よくわかりません。

魚の旨さには鮮度も大きく関係する。残念ながら、僕が訪れたときは天気が悪く、2日ほど漁が行われていなかった。そのため、獲れたての新鮮な魚ではなかったので、あまりおいしくなかったのかもしれない。新鮮なインガンダルマはとても旨いという話も聞くので、今度はぜひ新鮮なものを食べたい……とまではとくに思いませんでした。すいません。

しあわせの沖縄料理

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かまくら・じゅん
旅人。旅行総合研究所タビリス代表。日本と世界の世界遺産、鉄道、島などを取材中。→詳しいプロフィール

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