南大東島一周の旅(2011沖縄・南大東島旅行記11)

シュガートレインと星野洞のほかに、南大東島にはさしたる名所はない。が、クルマを借りたので、島を一周してみた。南大東島は周囲20キロほどの小さな島なので、ゆっくり走っても半日で観光できる。

日の丸山展望台から見た遠景。ごらんの通り、結構農地が多い。島の面積の6割が農地で、そのほとんどがサトウキビ畑だそうだ。
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製糖工場。南大東島を支える産業である。
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サトウキビの収穫中。
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大池。南大東島には川はないが、こうした池は結構あり、水源にもなっている。ただし、水の多くは海水を濾過する装置に依存しているらしい。池のまわりには、オヒルギというマングローブの一種が群落を形成している。淡水に生育するマングローブ類は世界的にも珍しいという。
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東側の海岸線。南大東島は、海底の火山島の頂上部に珊瑚礁が堆積し、隆起してできた島。そのため、島を縁取るように高さ10~20メートルほどの丘が環状に連なっていて、海岸線を形成質している。そのため、砂浜もなければ湾部もない。港を作るのに困る地形である。
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南大東漁港。天然の港湾適地がないため、海岸沿いの丘を削り取り、内地を掘削した人工の港湾である。20年がかりの大プロジェクトで、島の規模からすると腰が抜けるような大事業だが、これだけの港でもフェリーは入ることができない。現代のフェリーを接岸させるには、もっと大きな港口が必要だそうである。
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西港。古い港のひとつで、おおざっぱな岸壁がちょっと怖い。
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西港にある旧ボイラー小屋。船を陸揚げするための巻き上げ機を据えるために作ったものだ。大正末期の建築で、島の石灰岩を積み上げて作られている。現在は使われておらず、ちょっとした遺跡になっている。
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旧南大東空港ターミナル。平成9年まで使用された。現在は、ラム酒の製造、販売を行っている。グレイスラムという会社である。空港ターミナルで酒を造るってすごいよね。
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このグレイスラム は、絞ったサトウキビ汁を発酵させて造る。サトウキビの収穫時期に合わせて一年に一度しか造れない貴重な酒である。

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グレイスラム

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